自分には「力」がないと思っていることが原因で、依存とまでは言わなくても他の誰かやモノや組織を頼りたいという気持ちは誰しもあるものです。
しかし行き過ぎると主導権を相手に渡してしまい、自らの足で歩くことを放棄するようになってしまいます。
でもそれではダメなんです。

私がライブハウスで働いていた頃は、バンドが200名動員できるようになれば事務所やレコード会社が必ず声をかけてきました。
で、契約に向けて話が進んでいくと、それまではメンバーで頑張って集客する努力をしていたのに、会社がなんとかしてくれるのではないかとその努力をやめてしまうということがよくありました。
つまり事務所やレコード会社を決めることがゴールになってしまっていて、そこから先はスタッフがあれやこれやとサポートしてくれるのだと勘違いしてしまうのです。
その結果、勢いがなくなってしまうようなケースをたくさん見てきました。

まぁ旧来のビジネスモデルでは、事務所に所属するとその事務所の考え方や方針に従わなければならなかったので、自分たちが主導権を握るというのはなかなか難しい環境でしたけど、これからはマネジメントのノウハウも自分たちで構築していくのがいいでしょう。
昔はスタッフが何もかもやってくれて楽だったかもしれませんが、契約が終了した時には何のノウハウも残らないし、全くのゼロからのやり直しとなるので、そこからまた這い上がるというのは至難の技でした。

でも今はレコード会社や事務所に頼らずともやっていけるような時代になりましたから、セルフプロデュース力を養っていくことです。
その最大のメリットは、昔のように事務所やレコード会社から契約終了を告げられることがないということ。
だって自分でやってるんですから（笑）

自分が経営者であるという意識がなければ、これからはどんなビジネスも難しくなるでしょう。
要はサラリーマン感覚で仕事をしていると、与えられた仕事をしていればいいというような姿勢になり、会社が倒産したりリストラされた時に本当に困ってしまうんです。
だから自立するんです。

最初は覚えることややることが多くて大変かもしれませんが、セルフプロデュース力を身につけて自立できれば、景気不景気に大きく左右されることもないし、サラリーマンのように異動や定年もありません。
ずっとやりたいことを続けていくために最適で最強な環境をつくるなら、やはり自立することです。
では何から始めればいいのか？というより、まずはそういうふうにイメージすることですね。
意識を変えていくことで、入ってくる情報や行動パターンが変わりますから、自立するんだと決心することが先決です。

あなたもそのタイミングにきてるのではないですか？
ぜひこのタイミングで「やる！」と決めてください。
確実に流れが変わりますから。

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