ヒット曲という概念がなくなるかもしれない


ヒット曲と言うのは誰もが知っている売れた曲ということですが、最近はCDの売れ枚数でカウントしても大きな数字にならないので、本当に「ヒット」と言えるのかどうなのか微妙になってきましたね。
と同時にヒットチャートというものも意味がなくなりつつありますが。

今までは全ての業種において売り上げが何よりも優先されて、その数字によって評価がきまりました。
「売れる」ことが最も正しくて、「売れる」ことが勝ちで売れないことは「負け」という価値観でした。

しかし消費者は、マスメディアから一方的に届く情報に対して今までのように反応しなくなり、自分から情報を探しに行くというスタイルに変わったことで、売れ方も変化してきました。
商品に対してのレビューやコメントを見ると、「デザイン的にはイマイチだけど、使い勝手はいい」とか、「雑な作りだけどコストパフォーマンス的にはOK」とか、実際に買った人のリアルな情報が手に入りますからとても参考になります。
広告主はいいことしか言わないですから、広告はその商品を知るきっかけにはなりますが、話し半分で聞くようになりましたね(笑)

今まではテレビが最も影響力のあるメディアで、オンエアされた情報はみんなが知っていたし、知らないことがカッコ悪いという風潮までありましたからね。
しかしここ数年で本当に大きく変わりました。

情報なんて共有する必要はないし、興味のないモノはシャットアウトしていいんだと気がついたからでしょう。
最近は、「○○が今売れてるんだって」とか、「○○が人気なんだそうだよ」と言われても、だからどうした?的な反応ですよね。
売るためにそうやって煽ってるんだということがバレバレですから当然なんですけど。


音楽でも長い間「誰々がヒットしてる」とか「メッチャ人気があるらしい」という情報に振り回されてきました。
それを知らないなんて遅れてると。
なんでそれを知ってなきゃならんのか?というふうに疑問に思ってる人は少なかったですからね。
ファッションでも流行の最先端を行くのが最もカッコイイことでしたし。

長い間ファッションの流行やヒット曲は作られてきたものでしたが、大衆が情報よって操作されなくなったために、今後はヒット曲というものはなくなる可能性があると感じています。
自分が気に入っているものや好きなものを所有したいという欲は無くならないでしょうけど、大衆が支持してるものだから自分も、というふうにはならない。

音楽においても、曲単位で売れる売れないというよりは、アーティスト単位で好きだとか興味がないという流れになってきています。
アーティストのファンの中でも「あの曲が好き」とか「この曲はあまり聴かない」とか意見は分かれますが、存在としてそのアーティストのことが好きだということは同じなのです。

これからは、曲だけ切り取って販売する、プロモーションするということではなくて、自分自身をアピールしていくことが大事になってきていているということです。
だから、音楽以外のことも含めて自分のことを知ってもらうために発信していかないとですね。
ツールはたくさんありますから、どれを使ってどんなふうにアピールするかは自由です。
メディアを持てるようになったことは本当に素晴らしいことですから、自分であれこれ試してみて、面白い、または有効だと思えるものを追求していけばいいのです。

ある一曲だけが評価されるというのは有難いことではありますが、芸人さんで言うと、あるネタがウケたということに過ぎないですから、一発屋で終わる可能性もあるわけです。
CDを売ることで成り立っていた頃の音楽ビジネスの価値観を早く捨てて、自分自身がアーティストとして評価されるような方法を見つけていくことです。
これを確立してしまえば、長く活動していくことができるのですから。


⭐️ ✨ ⭐️ ✨ ⭐️ ✨ ⭐️ ✨ ⭐️ ✨ ⭐️ ✨ ⭐️ ✨ ⭐️ ✨ ⭐️


【 LESSON 】  セルフプロデュースレッスンの詳細はこちらhttps://note.mu/stevekoyama/n/n1a118edd17a6 


【 YouTube 】  ワンポイントセミナーhttps://www.youtube.com/channel/UCMSA1Er5Ryjl3fZibwl7W4A/videos


【 RADIO 】  レディオ湘南「スティーヴ小山とMr.Voiceのネオセルフ・プロデュース」のアーカイブページ
http://musictownz.voice-project.com/posts/categories/347319/page/1?type=list


【 MAIL】  質問や問い合わせ、仕事の依頼はこちらへ! 

quont1994@gmail.com









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?