これからも続く大きな変化



昔はデパート行けば安心して買い物ができるというブランドイメージがありました。
まぁ昭和の頃は粗悪品も多かったですから、確かな品揃えがされているというのは一般市民にとってそれだけで十分だったのかもしれません。
お中元やお歳暮なども、デパートの包装紙で印象が決まるみたいなこともありましたしね(笑)

でも現代ではその専門性のなさが仇になって大衆が離れて行っているような一面もあります。
時代とともに価値観も変わりますからしょうがないのですが、特に若い世代はデパートで買い物をする習慣がありませんね。

逆に郊外型のショッピングモールは、駐車場も大きくて無料のところも多く、それなりのショップが揃っていてファミリー向きなのもあって、全国的に増える一方です。

ネットショップもそうですが、個人で製造元にダイレクトに発注できるようになって、問屋や小売店を通さないために安く購入することができます。
家電などは量販店で実物を見てネットで注文するってことも多くなってきたので、量販店もオマケやポイントを付けてなんとか頑張っていますね。

このように生活に密着した「物を買う」ということだけ見ても、本当に大きく変わりましたね。

私が子供の頃は、家電でも自動車でも海外製品が優れているという時代でしたが、それから多くの日本の企業が各分野で世界でトップクラスの商品を提供できるようになりました。
でもここのところグローバル化が進んで、安くて性能の良い製品が海外で生産されるようになり、窮地に立たされている企業も多くなりました。
とにかく移り変わりが早いです。
大きい会社は安定しているというイメージも崩れてしまいましたからね。

私が仕事をしてきた音楽という分野でも、CDが売れなくなったことで業界ごと崩壊するような事態が起きています。
こんなこと20年前には誰も想像がつかなかったと思います。

ネットが普及したことで広告もネット中心になり、それまで広告収入で成り立っていたマスメディアもこの先その数が減ることは間違いないでしょう。
その影響力も驚くほど落ちていますしね。


たかだかここ数十年の変化ですが、本当に凄い勢いで変わってきたことは誰もが感じていることだと思います。
安定なんてものはないと言っても過言ではないし、「寄らば大樹の陰」なんてのも過去の価値観になりました。

そしてこの変化はこの先もさらに加速して続くのですが、不安になる必要はありません。
上手に対応していくことで乗り切っていくことができます。
何度も書いてきましたが、「個」を確立することで、世の中の大変化から受ける影響を少なくすることができるのです。

長い歴史の中でどんなに栄えた文化や国でもいつかは衰退するということがありました。
それは今も変わりません。
今どんなに業績が良い分野や会社も同じことです。
必ず寿命というものがあります。

最初はなかなか大変かもしれませんが、国や会社に依存することなく生きていく環境を作ることが、これからの時代を生きるテーマになります。
気づいた人から始めていますね。
田舎で自給自足に近い生活を始めている人もいます。
ネットでのビジネスを成功させて都会から離れる人もいます。
音楽でもセルフプロデュースで生計を立てている人もいます。

今ある環境に合わせた生き方をするのではなく、自分で環境を作ることが求められます。
自分で行動を起こすことです。
限界はありません。
あるとすれば自分が作ってしまった限界です。
もし今イメージがあるのだとしたら、迷わず形にして行ってください。
やってみて修正を加えるという連続でいいのです。
何事も正解はないし答えもありません。
自分がどうなりたいのかが全てを決定しますから、やれることから手をつけ始めましょう。

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