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第12号『チェイサーゲームの話をしよう』

無類のゲーム好きなら誰しも一度は憧れる職業「ゲームクリエイター」

けれどゲーム業界って不透明でどんな人達が働いてて、どんな業務内容でどんな風にゲーム作ってるのかって気になったりしませんか?

今日はそんな舞台の裏側を描いた漫画の話をしようと思います。

ファミ通.COMで連載している漫画で現在(2019/04/07)第5話まで公開され全話無料で読むことができます。

そして読んで思ったのはコミュニケーションもそうだけどゲーム業界とか関係なく、似たようなトラブルは何処の業界でもあるなぁという社会人あるあるが面白い。これから社会人になる人、平社員から中間管理職へ役職が上がる人は望む望まないに関らずおそらく同じようなトラブルを経験する羽目になるからです^^フィクションなのに胃がキリキリするかも。そしてゲーム業界を受けるならその選考基準についても第5話初めての採用面接に書かれています。5話はエントリーシートの書き方、6話は面接の内容についての掘り下げになるのかな。

内容は書きたいこと多いけれど、とりあえず試しに漫画を読んでみて下さい。話はそれからにしましょう。あと魚川は良いぞ、最初は面倒くさいなこのキャラクターな感じなのに後半あれだから。!あー!書きたいのに書けないジレンマ、先ずは漫画が先でないと書く意味が無いので^^

そして第5話の最後の台詞。

「これからどれだけ俺達が世の中とズレているのか―――ってコトを思い知る事になる」

初めてこの台詞を目にした時「ギクり」としました。自分もそのズレの違和感を体感として知っているからです。そして周りに悟られないよう、そのズレをずっと隠して生活していました。『週刊少年シチュー』準備号①を読んでもらえれば分かると思います。

読むの面倒くさいやって人の為に、ズレの実例を挙げて書いてみましょうか。

例えば自分は漫画を読む際に、よく無意識に使っている能力があります。おそらく同じ漫画好きの中には同じ事して楽しんでいる人がいると信じたい。もし、俺(私)も同じ手法で楽しんでる!って人がいたら「スキ」を押してもらえるとありがたいです。一体note読んでる人の中に仲間がどれだけいるか知りたいという単純に好奇心です。

そして自分はこの能力をこう呼んでいます。

漫画堪能術式「再生される自動配役(ムーディー・ブルース)」

この術式に必要なのは想像力とダメ絶対音感だけ。

漫画『チェイサーゲーム』にこの術式を使うと自分の場合はこうなります。以下敬称略

新堂龍也(CV.木村良平)
鷹城勇希(CV.斎賀みつき)
桐澤美園(CV.沢城みゆき)
木本一輝(CV.立木文彦)
上田(CV.小山剛志)
大谷(CV.島田敏)
魚川(CV.浪川大輔)
久井田(CV.石見舞菜香)
穴井昭寛(CV.櫻井孝宏)
松山洋(CV.東地宏樹)

あくまで自分は”この配役で声を当てて台詞を脳内再生して楽しんでます。”ってだけなので異論は認めます。例えばこの作品がギャグ要素が強いなら、ぴろし社長(CV.小野坂昌也)とかになりそうだけれど、あえて会社という組織のボス感を出す為に東地さんで。(本物の松山社長本人とは別キャラクターとして捉えています。決してオデコの広いジェイソン・ステイサムの吹替えが東地宏樹だからじゃないぞ)いやでも、ボス感というなら中田譲冶や井上和彦も捨てがたい!小西克幸だと『ジョジョの奇妙な冒険黄金の風』と被るしなぁ。みたいな事をやって楽しんでいるんですが、以前友達に漫画読んだりする時にそういう風に好き勝手にアテレコして遊んでないか聞いたら「お前は何を言っているんだ?」と格闘家ミルコ・クロコップみたいな顔されたので・・・・

あー、うん!理解した。

この表現はあんまり好きじゃあないけれど、あえて周りに合わせた言い方をするなら「普通」の人はそんな事しないのな!こういう好きな事に対する姿勢というか、楽しみ方とかでズレを感じた事ないですか?

ってかこの”普通”っていう物差しが嫌いです。そもそも普通の定義は人それぞれなんだからそんな曖昧な物差しで測るの止めませんか。だってマイノリティだろうと自分にとってはこっちが普通なので。

そして、ここから先は5話で穴井と龍也が話していた事と自分が感じた龍也と同じ違和感についての話になります。おそらく龍也が6話で受けるであろうショックの話も同じかな。

同原作者が有料noteで書いている週刊少年松山洋 第157号『ゲーム業界志望者の不合格理由一覧』にも触れることなので以下は有料となります。

話は少しだけ過去に戻ります。

ちょうどその頃2016年~2017年にかけて『会いにいける社長プロジェクト松山洋とあそぼう』って企画がありました。

昼は専門学校や大学での講演会、夜はファンミーティングといって松山社長を中心にゲームや漫画好きが集まる飲み会をやっていました。

これは2017年にとある県に聖地巡礼に行った時の話。ちょうど同県でファンミーティングもあったので申し込んだのですが、到着してから飲み会まで8時間。思ったより時間が空いてしまったので松山社長に専門学校でやる講義に「参加してもいいですか?」って連絡したら「いいよ、学校側には行っとくから」と一般開放してくれたので参加。一般枠は自分ひとりだけど、どんな講義なのかウキウキして足を運んだのですが・・・そこで『チェイサーゲーム』第5話で言っていた事を味わう事になるとは思っていませんでした。

「これからどれだけ俺達が世の中とズレているのか―――ってコトを思い知る事になる」

まずはパワーポイントと資料によるゲーム業界の市場の話。そのあと会社説明になる予定だったのですが、その前にクイズ形式でいくつか質問がありました。今思えばあれはこれから入るゲーム業界についてアンテナを何処まで張っているかを測るテストだったのかもしれません。

「年間発売されている家庭用ゲームソフトは全部で何本あるか分かりますか?」

分からない人、勘で答える人、色々います。

「去年一番売れたゲームソフトは何だか分かる?」

これはファミ通とかゲーム雑誌を毎月何冊か読んでいればそんなに難しくない問題なので、答えたいのを我慢しつつ様子を見守る。

生徒達「・・・」後半は勘で答えてる感じに。最終的には当たらなくて社長が答え合わせ。

んん?どういうことだ?

「家庭用ゲームソフト年間何本買っているか聞いていい?」と挙手形式で聞いてみる事に。するとクラスで一番コンシューマ買っていたのは一般枠で講義を聞いていた自分という結果に・・・あれ?学生だと一番多い人で年に3~4本。社長はこの購入本数でゲームの戦闘力が分かると言っていた。シチューさんは「なかなかの戦闘力」らしいけれども、ゲーム業界志望の学生さんがあまり遊んでい無い事にショックを受けていてそれどころではなかった気がする。週刊松山洋第157号『ゲーム業界志望者の不合格理由一覧』の②③⑤がこれなんだろうな

話をよくよく聞いてみると『グランブルーファンタジー』や『Fate/Grand Order』等のソーシャルゲームはやっているもののコンシューマゲームは殆どやっていない人が多かった。てっきりゲーム業界志望の人は自分より何倍もゲームしてる人だと思っていたけれど違うのだろうか?

「そういえば今年は『君の名は。』と『シン・ゴジラ』どちらも大ヒットしたけれど映画館行った?」って質問も挙手形式でやったらなんと2/3の人がまだ観に行っていないという結果に。10月の話なので上映してから2ヶ月近く経ってます。自分はどちらも鑑賞済みでした。

「よし!君達に今一番必要なのは・・・」社長が息を吸い込んで

『君の名は。』と『シン・ゴジラ』を観にいく事だ!


会社説明の資料はまた後日でも読んでください。それより大事なのはエンターテイメント作品にもっとアンテナを張って触れること。大ヒットした作品を自分の目で確かめてどこがどう面白いのか考える事。など的確なアドバイス講義に切替えて進行していくのが凄いと思った。せっかく揃えた資料を使わず自身の経験と話術で受講者を引き込む。松山社長の持ってる能力(スキル)の一つなんだろうけどこのスキル欲しいと思いました。なので正直に言うとファンミーティングに6回参加したのは「楽しかったから」ってのあるのですがそのスキルの片鱗でも盗めないかなと思ったからです(´▽`)クロロみたく「しんど―――ありゃ盗めねーわ」となるのか盗んで新しい術式に成るのかは今後のお話ということで1つ

その後はファンミーティング会場最寄り駅まで1時間程、道中会話をしながらファンミーティング会場へ向かうのでした。因みに『君の名は。』のモデルの湖がある県です。自家用車で向かったら片道500kmありましたw

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