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不眠からの一時的な脱却

そういえば、最近は日記のなかで睡眠について言及することが減った。不眠や中途覚醒など、僕は慢性的な睡眠障害を抱えていたのですが、気づけばそうした悩みとは無縁の生活を送っていた。そう、気づかないほど毎日自然によく眠れているのだ。

原因は分かりきっている。仕事で疲れているからだ。当たり前ですが、ニートだった頃と比べると圧倒的に疲れが溜まっている。100%デスクワークですが、精神的な疲労だけで人は眠れるものなんだなあ。肉体労働だったら体がもたねえや。

しかし、毎晩決まった時間に眠り翌朝決まった時間に起きる、このループに違和感もある。同じことの繰り返しに飽きている、というわけではなく、こんな機械的なリズムで生活していること…いや、生活”できていること”が恐ろしいんだ。どうして毎日同じ時間に眠れるんだ?それもぐっすりと。睡眠障害を抱えていた僕は余計にそう感じるんだ。人間はそんな規則的な動きをするようにプログラムされているのか。不安定で不規則、だからこそ安定や秩序を求める、それが我々人間なんじゃないのか。追い求めていた秩序ある暮らしなのに不安感を覚える。テストのマークシートで、①①①と同じ回答が連続した時に感じるような、そんな違和感。まあ、それらをひっくるめて不安定な人間の性と言えるのかもしれませんけども。

眠れない日々が続いていた頃は酒によって無理やりばたんきゅ〜していました。そんな不健康千万な方法に頼らずとも、今は容易く入眠できる。酔った時の気持ちいい感覚を求めてたまに飲酒をしますが、そうすると睡眠の質が下がってむしろストレスだ。翌日のパフォーマンスも落ちるし。酒は本当に眠れない時のリーサルウェポンとしてはそれなりに有効ですが、健康な状態ではただただ逆効果だ。

こんな日々がいつまでも続くとは思っていません。また突然眠れない夜がやってこないとも限らない。その時はまたよろしく頼むぜアルコール。睡眠薬でもいいのかもしれないけど、市販の薬じゃ僕はさほど効果を感じられない。容量を守った範囲の話ですが。かといって病院で処方してもらうのも面倒だし、薬特有の「無理やり眠らされている感」があまり好きではないんだ。まだアルコールのほうが睡眠導入として感覚的には優れていると思う。まあ、こんなケッタイな話をしなくて済むよう、1日でも多く快眠できる日が続くことを祈るよ。

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