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箸休め, 珈琲とか 場末の酒場とか

昨日の夜 ふらっと飲みに出た。その時の所持金は チャージ代含めて、ギリギリ1杯分。夜遅くまで開けているカフェバーで 珈琲を飲むか迷ったが、久しく行けてなかったのもあって 比較的静かに過ごせる酒場へ行った。

日曜日の夜、それも23時近くだった。案の定 店主ひとりだけだった。あまりお酒に強い方ではないので 1杯だけ飲んで帰ろうと思っていたが、20分くらい経っていただろうか そこに複数人の来客あり。自分の座っている席からは見えなかったが、店主と会話する声で誰なのか判った。

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今 自分が住んでいる場所へは、2年弱ほど前に引っ越してきた。どうして、今の物件にしたのかと問われれば… 好きな喫茶店から徒歩圏内だったのと、和室があるのが決め手だった。というか、今どき 和室のある物件はすごく少なかった。自ずから、1つに絞られて ここに引っ越すに至った。

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狙って 近くに引っ越した、その喫茶店のマスター御一行の来店だった。と言っても、そのマスターとは 何度か同じ酒場で遭遇した事がある。(御一行から1杯ご馳走になって…)色んな話を交わした。来店時から、マスターはベロベロだったから 次に会う時には覚えていないかもしれないけど。

そのマスターの喫茶店へ初めて行ったのは、2年ちょっと前。まだ自分が大学生の頃で、当時は他の人と比べて 趣味らしい趣味や特技と言えるものがないなぁ… と漠然と感じていた。カフェ巡りを趣味にしたいという邪な動機で、お店を回り始めた。その流れで立ち寄った (別の) お店で、地元のカフェや喫茶店を特集している雑誌をみて マスターの喫茶店の存在を知った。

初めのうちは、ブラックの珈琲なんか 飲めたものではなかった。砂糖やミルクで苦味を打ち消して、、、飲めたとしても、一日に1杯が 体質的に限度だった。やがて 浅煎りの珈琲ならブラックで飲めるようになったが、今度は浅煎りの風味や味が あまり得意ではないのに気付いた。それからは お茶受けと共に中深煎りの珈琲を飲むようになった。

今では 珈琲単体(?)で美味しく飲めるようになった。というか、美味しい珈琲が飲みたいと ふと思えるようになった。猫舌なのは全く変わらないが 一種の成長と言えば… 成長である、と思いたい。

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マスターに連れられて、お酒も嗜めるくらいにはなった。かつての自分に言って遣りたい… 珈琲は ただおしゃれな物ではないし、お酒の席も 時間やお金の無駄だといって一蹴できるほど無価値な筈がない と。大事なのは 誰と、どこで、どう過ごすか、どういった話をするか / しないか だと思う。

ー筆おきー

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