STORY STUDY

「BUILDING A STORY」 物語のある街を創る。街が物語を生み出す。 クリエ…

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「BUILDING A STORY」 物語のある街を創る。街が物語を生み出す。 クリエイターたちが集い、語り合い、街の一部となることでエンタテインメントを中心に「物語のある街」を創り、「街に集う歓び」を提案するプロジェクト「STORY STUDY」、始動します。

最近の記事

映画とドラマと街と、おいしいごはん

Intro今回の会場は、有楽町・新東京ビル4階「Shin Tokyo 4TH」にあるシェアキッチン。ドアを開けると、飯島奈美がおむすびを握っており、エプロンをつけたスタッフ陣がしゃーっといい音で唐揚げを揚げている。おかずは他にも、きんぴら、卵焼き。第6回STORY STUDYは、この場で作ったお弁当を食べながらの開催となった。 川村が「トークイベントのための試食です」と言い訳しながら、おむすびをひとつ頬張る。すると、「めっちゃくちゃ美味しい!」と絶叫。さまざまな期待が高まる

    • 街と映画と映画祭。

      Intro トークセッションのテーマは、「街と映画と映画祭 『PERFECT DAYS』と『怪物』ができるまで」。二人は今年、映画界で最も話題となった作品に関わったクリエイターだ。 高崎卓馬は、ヴィム・ヴェンダース監督の映画『PERFECT DAYS』(12月22日より全国公開)で共同脚本とプロデュースを務めた。川村元気は、坂元裕二脚本、是枝裕和監督の『怪物』で企画・プロデュースを手掛けた。 2作はともに、今年5月に開催されたカンヌ国際映画祭に出品。『PERFECT D

      • 映画の中の街、東京という街

        Intro 丸の内仲通りに面し、東京国際映画祭ではイベント会場の一つとして使われる、有楽町 micro FOOD & IDEA MARKET。午前11時のイベント開始を前に、アイスコーヒーを片手にフラッと中へ入ってきた人を見ると、是枝裕和監督だった。代表作『万引き家族』では第71回カンヌ国際映画祭パルム・ドール、現在公開中の映画『怪物』で第76回カンヌ国際映画祭の脚本賞&クィア・パルム賞をW受賞するなど、日本のみならず世界に名を轟かせる名監督だが物腰やわらかで佇まいはナチュ

        • STORY STUDY 「2023年度に向けて」

          Chapter 1 第1回、第2回&東京国際映画祭を振り返って まずはSTORY inc.の北林理沙から、2022年に開催された2回のイベントについて概要説明が行われた。第1回はOCA TOKYOにて、川村元気監督の映画『百花』の上映とともに、映画音楽を担当した網守将平さんと川村の対談を実施。第2回はSTORY inc.のオフィスに場所を移し、東京国際映画祭との共同開催によるスペシャル・プログラムとして、美術監督の種田陽平さんと川村の対談が実現した。 川村がコメントを入

        映画とドラマと街と、おいしいごはん

          街と映画。

          Intro 第2回「STORY STUDY」は、第35回東京国際映画祭のスペシャル・プログラムとして開催された。 プログラムのタイトルは、「街と映画」。 日本のみならず海外でも活躍し、映画の中の街を作り上げてきた美術監督・種田陽平の仕事を、STORY inc.の川村元気が聞き手となって掘り下げていく。川村は先日、長編初監督作品『百花』で第70回サン・セバスティアン国際映画祭最優秀監督賞を受賞したが、映画プロデューサーとしても数々のヒット作を世に送り出している。種田とは『悪

          街と映画。

          音楽と街の「再構築」

          Intro 2022年7月28日、丸の内に新たに誕生したプライベートクラブ・OCA TOKYOにてキックオフイベントが開催された。第一部でSTORY inc.の川村元気が原作と脚本、初となる監督業も手がけた映画『百花』(9月9日公開予定)を上映。第2部では映画音楽を担当した網守将平と川村によるクリエイター・トークと共に、網守が映画のために書き下ろした楽曲をピアノで生演奏した。 「STORY STUDY」プロジェクトの最初の一歩となる、特別な一日をレポートする。 1. こ

          音楽と街の「再構築」