見出し画像

三苫薫という日本の切り込み隊長

ワールドカップが近くなってきましたが、日本はグループリーグを突破することができるのでしょうか?
今回は、そんな日本のキーマンの1人三苫薫について書いていきます。

日本史上最高のドリブラー

三苫の最大の武器は、皆さんご存知だとは思いますが、ドリブルです。
そのドリブルの切れ味は、日本の歴史上でも最強です。
では、なぜ三苫のドリブルは最強なのでしょうか?
それは、ドリブル以外の選択肢を常に持ち、三苫自身がドリブルに固執していないこと、そして、相手の出方に合わせて後の先を取るかのように常に相手の逆を突くことができるからです。
そして、そこに高い技術と俊敏性が合わることによりあれだけの切れ味を出しているのです。
そして、三苫が1番生きるシチュエーションが、相手のディフェンスを片本のサイドに寄せ、そこからのサイドチェンジで三苫と相手サイドバックの1対1を作ることです。
例えるなら、バスケットボールのアイソレーションのようなもので、ウイングがサイドバックと1対1ができるスペースを作ります。
このシチュエーションを作れた場合、三苫は縦への突破、カットイン、味方との連携など多くの選択肢をちらつかせつつ仕掛けることができます。
このように、三苫はワイドレーンやハーフスペースでボールを受けたときに良さを発揮する選手で、中でのプレーもできなくはありませんが、三苫の良さを最大限に出すことはできません。
そのため、三苫を生かすには三苫が仕掛けやすい状況を作ることが必要です。
逆に、その状況を作ることさえできれば、三苫は必ず決定的な仕事をします。
今のところ日本代表ではジョーカー的な使い方をされることが多い三苫ですが、私はスタメンで使うべきだと考えています。
そして、三苫が生きる原則をしっかりチームに植え付ける必要があります。
それができれば、日本のグループリーグ突破は近づくでしょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?