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Kの向くままにおススメ映画『ライフ オブ パイ トラと漂流した227日』短文紹介

【ヴィシュヌ神に助けられたパイの漂流記の映画】  

ヤン マーテル『パイの物語』が原作。
邦題の通りです。。パイの回想の漂流記をスランプ小説家に聞かせるお話。『タイタニック』と同じスタイル。なので主人公は何があっても生き延びるっていう安心感はあります。

さて、本作は基本的に信仰心のお話です。色んな宗教が混ざり合う国では普通の事かもしれませんけど、家族の中で信仰する宗教が違うというのが先ず感心。日本では珍しいよね?個人の自由なので当然と言えば当然だが、お互いの信仰を認め合うって素晴らしい。それとも、お互いの信仰に興味がないのかな?

パパ :「複数の宗教を同時に信じるのは無理だ。同時に全てを信じるのは何も信じないのと同じ事。神々の物語や美しい炎に騙されてはいけない。宗教は暗闇だ。」

Kは無宗教ですけど、パイと同様に神(若しくは悪魔)に命を助けられた経験があります。それがなければ24歳で死んでました。その時の神か悪魔が何教の何神か分ればその信者になるんですけどね。違うのを信仰したら助けてくれた神か悪魔に申し訳ないですから。

パイ :「信じるかどうかは君次第だ。どっちの話が良かった?」

小説家 :「動物が出てくる方が良い物語だ。」

パイ :「ありがとう、神の話でもある。そして君の物語だ。」

映画冒頭で「動物は神の化身」という含みがありますし、全体として「信仰は人生を豊かにする」という主題です。

ヒンドゥー教、イスラム教、キリスト教、偉大な信仰に導かれたパイですが、、しっかし、仏教の宗教観だけ緩いというか雑に描かれてない?

船員 :「僕は仏教徒ですが、肉汁とライスを食べます。肉汁は肉じゃない、ただのソースだから大丈夫です。」

Kはそんな緩い宗教の方が良いと思うけどね。


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