見出し画像

「祝日」って結局、何の日?【伝統文化の生き残り戦略#4】

連休や週の中休みをもたらしてくれる素晴らしき存在、「祝日」。
かくいう今日(2022/03/21)も「春分の日」と、有難い月曜日休みですね(もう終わりますが笑)!

さて、そんなふうに、存在しているととても嬉しい「祝日」ですが、それぞれがどういった日か、あまり意識することはないのではないでしょうか。

それ以外にも、一年のなかに存在する行事は、「お正月」や「クリスマス」など、その起源や意味を知りながら(時にちょっとずれつつも)楽しむものもあれば、一方で「節分」や「針供養」など、その詳しい意味や、下手をすれば存在そのものを知らない行事もいくつもあります(知っている方ももちろんいると思いますが!)。

と、いうことで、伝統の生き残り戦略を考えるStudio Topia3月会の後半は、伝統を年中行事に絞って、その本質と生き残り戦略を考えてみました。
自分達の独断と偏見多めで作っておりますので、そこはご了承ください!笑

議事録

今回は、簡易的なカレンダーに、月ごとの年中行事を書き入れながら、その伝統行事の起源や、どうやったらもっと盛り上がるか、といったことを考えていきました。
インターネットを検索したり、自分達の記憶から引っ張ってきたりしましたが、意外と起源や意味合いを知らなかった年中行事や祝日も多く、驚くこともたくさんありました!

↓↓↓作成した表↓↓↓

上半期の年中行事 Studio Topia ver.(独断と偏見多め)

一月
お正月、初詣、箱根駅伝、七草粥、鏡開き、成人式

・箱根駅伝は女性版もあってもいいのでは?
 何日かごに女性版もあるけど、別に同日でもいいし
・成人式が二週目の月曜日にあるのは、連休を作るため!
 なんと、成人のためじゃない!笑

二月
節分、建国記念の日、バレンタイン、針供養

・節分、子供の時は楽しかったけど、大人でも楽しめるものだろうか
 豆を投げてワーっとかするのは子供だけ。
 今でも豆を投げたりはするけど、ほぼ作業。
・建国記念の日って何をすればいいんだろう
「国を愛する心を養いましょう」と言われても、それって何だ?
・バレンタインは、日本の伝統っぽくない
 日本の文化に「誰かに何かをあげる」はそぐわないのでは
 何かが生まれたことへの感謝が多い気がする
・バレンタインは、もはや勤労感謝の日。チョコをあげ合う慰労イベント

三月
ひなまつり、十三詣り(→五月)、ホワイトデー、卒業式、春分の日、お彼岸

・ひな祭りには「娘」を感じる
 綺麗なお雛様を(私のために)親が買ってくれて、飾ってくれて、
 ご馳走まで作ってくれると、誕生日とはまた違って「娘」を感じる
 子供ができたら同じことをしてあげたい
・春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日
 それって何だ?何をすれば自然を讃えたことになるんだろう

四月
エイプリルフール、花まつり、お花見、入学式、(イースター)、昭和の日

・エイプリルフールはブームで終わった
 企業がツイッターなどで少しふざけているだけのイメージ。
・イースターはなぜ盛り上がらないか
 ハロウィンやクリスマスなど海外のイベントでも楽しむことが多いのに、
 なぜイースターは盛りがっていないのか

五月
(メーデー)、(八十八夜)、憲法記念日、みどりの日、こどもの日、母の日

・ゴールデンウィークに霞む祝日
 「ゴールデン」のイメージが強すぎて、祝日一日一日はないがしろでは?
 なんと「みどりの日」も、ゴールデンウィークのために移動したらしい。
 元々何かをお祝いするを、そうやって移動するってどうなんだろう??
 (嬉しいけど)

六月
(衣替え)、父の日、時の記念日、夏至、梅雨入り、(ジューンブライド)

・六月は祝日がない
 あまりすることがない月か?

まとめ:案外知らないことが多い…!
さて、ここまで各月の年中行事を振り返りながら、それぞれへの感想や意見などを併記してみました。
祝日の起源(例えば、なぜ「建国記念の日」は「建国記念日」ではなく「の」が入るのか、や、なぜ「みどりの日」は「みどりの日」で、その日に祝うのか、など)を改めて調べてみると、知らないことも多くありましたし、特に「なぜその日か」は、連休を作るためや、ハッピーマンデー制度によるため(これも連休を作るため)と、働きがちと言われる日本人も、実は休みたがり・休ませたがりなのでは?といった気づきもありました。もちろん、その休み方でいいのか?など思考の発展する余地もありますが、まずは何より、そういった本質を意識していないことに、会の参加者で改めて驚きました。笑
また、伝統行事に関しても、例えば「ひな祭り」がかつてはお雛様に厄を移して流していた、という事実や、バレンタインの「日本っぽくなさ」を改めて考えることで、日本というもののイメージが浮かび上がってきたり、伝統行事の核の部分を改めて意識できたりと、面白かったです。
次回は同じことを下半期でもやっていきます。生き残り戦略をもう少し多めに考えていければと思います!

編集後記

ここまで読んでいただき、ありがとうございます🌸

今回は、年中行事を改めて振り返ってみました。
特に祝日を中心に取り上げ、その起源などを考えてみるに至りましたが、例えば「建国記念の日」や「春分の日」の理念(建国記念の日→建国をしのび、国を愛する心を養う 春分の日→自然をたたえ、生物をいつくしむ)はなかなか意識したことがなかった上に、「それって何すればいいの…?」と思わされるものも多く、蔑ろにしてたなあ、とちょっと反省すると共に、祝日の新たな一面(?)を知ることができ、楽しみ方が増えたようにも思います。笑

さっそく、今日は春分の日ですので、自然を讃えて慈しんでみようと思います。詩でも作ってみるかもしれません。笑 皆さんは何をしますか?(奈都)

・・・・・・・・・・・・

Studio Topia 3月テーマ「伝統文化の生き残り戦略」
第3回「祝日って結局、何の日?」
Zoom(カメラオフ)

今後も更新していきます!
楽しんでくださった方はぜひフォローしてお待ちください😊

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?