midjourneyでフィルムの再現はできるのか-kodak編- #G03
はじめに
前回のはほとんどの方がもしかしたら、何を言ってるんだコイツ…
と、ガチすぎてドン引きしている方もいるのではないでしょうか。
これは写真好きにとっては物凄い発見でどこまでできるか探求せざるを得ない内容なのです。
ぜひ、お付き合いいただけると嬉しいです。
前回の富士フィルムの検証はこちら。
レンズも大事だけど…
今回はあくまでフィルムの話です。
昔のおススメのレンズを少しだけ…少しだけ…
・PENTAX TAKMAR50mm f1.4 M42マウント
このアトミックレンズの描写は本当に美しいです。
今では二度と作れない禁断の技術が入ったこのレンズをぜひ試してみてほしいです。
・PENTAX645 SMC 45mm f2.8 PENTAX645マウント
中判用のこのレンズをデジタル一眼で撮影した時は本当に感動しました。
ちなみにレンズのコーティングは5分くらい眺めていられます。
・Canon 85㎜ f1.9 Lマウント
ライカのLマウントのレンズで70年くらい前のものです。
コーティングなんてありません。
絞り羽根が19枚?の完全に円形絞りのレンズは贅沢な逸品。
淡い色描写は最高です。
小さな体にずっしりとした重さ。
友人曰く、「バケモノレンズ」
現代の70-200mmF4のレンズより思いヘビー級です。
・Carl Zeiss PLANAR T* 50mm f1.4 YASHICA CONTAXマウント
同じレンズを2本買った長年のお気に入り。
淡い描写にシャープさが同居し、Zeissならではの寒色な色表現は本当にお世話になっているレンズ。
今でもたまに使います。
・Kilfitt Makro-Kilar Model-D 40mm F2.8 スクリューマウント
リヒテンシュタインで作られた60年以上前のレンズ。
この等倍マクロの寄れる描写ととろけるようなボケ。そして淡くも濃淡がはっきりした描写はぜひ、体験してほしいです。
等倍マクロは超がつくほどの激レアレンズです。
見つけたら買いましょう。
撮ってみたら飛びます。マジで。
さて、本題に入ります。
Kodak
ElitechromeやEktarなど試してみたいものはいくつもありましたが、ひとまずこの3つさえ押さえればと思い、試してみました。
Kodachrome 25 コダクローム25
1935年にKodachromeシリーズが発売されて以降、世界中の写真家に愛されてきたポジフィルム。
青がとても美しく私自身は使う前に廃盤になっていたフィルムです。
寒色系の色合いを再現しているように感じます。
とは言え、もっとコントラストが高い表現があったように思います。
現代のイメージするものとKodachromeの相性はあまりよくないのかもしれません。
プロンプトで1950年代とガッツリ寄せました。
そうするとKodachromeのプロンプトの力は関係なくなってくる気がするのですが、このような形になりました。
年代も指定したので年代的に出ていたカメラと思ったら、アサペンSPは1964年発売だから50年代には無いのすっかり忘れてた…
1960年代に寄せて、且つ「ハイコントラスト」「寒色系」を追加しました。
Kodachromeの影響はここまでくるとあまりないように感じます。
1960年代なので「Twiggy Style」を追加しました。
ツィギーファッションおしゃれですよね。
ヘアスタイルはよく表現されているように思います。
縦構図で初めにtwiggyを入れました。
おしゃれなワンピースが目に留まります。
ただkodachromeは最早どこに…
kodachromeはもっと青が強く出たはずなのになかなかでないです。
資料でしか見たことないけど、60年代の街並みに少しは近いのでは…?
ビルが高すぎるかな…銀座あたりならありそうですがどうでしょうか。
ピクシーカットを入れたのですが、無反応でした。veryshort hairを入れれば或いは…
でも日本人じゃなくなってますね…
Ektachrome 64 エクタクローム64
1976年発売以来、長期にわたって使い続けられたプロ御用達の標準フィルムです。
発売から30年経過しても未だこのフィルムを越えるリバーサルフィルムは無いと言う女性専科のプロカメラマンも多かったフィルムです。
2008年に廃盤になりました。
Twiggyは汲み取られていないですが、この色表現はかなりいい発色ではないでしょうか。
Kodachromeはわからないが、Ektachromeならわかる。と言った感じがします。
年代も指定する事で更にTwiggyな感じに近づくも若干のコレジャナイ感があります。
とは言え、歴史を感じさせる雰囲気の写真にはなっているのではないでしょうか。
この色表現には本当に驚きました。
すごくそれっぽい気がするのは私だけでしょうか。
Portra 400 ポートラ400
PortraはNCとVCがありました。
1998年に導入された、プロのポートレートとウェディング用に作られたカラーネガフィルムです。
今でも売られていますが、5本で1万円以上するので手が出せません…泣
portraはすごく優秀なネガフィルムですが、あまり認識している感じがありません。
もっとシャドウはノイズが載るようになりますし、色自体ももっと淡い感じがあります。
もちろん現像の調整で変わりはしますが、portraの色を知っている方からしたらコレジャナイ。と、すぐに感じるのではないでしょうか。
軟調と淡色をプロンプトに追加しました。
多少は良くなりましたけど、シャドウ部の表現は全然できていません。
FujifilmのREALA ACE100もシャドウ部の表現はあまりできていませんでしたし、何よりも全体的にノイズが載っていません。
ただ、細かく見るとフィルムのような柔らかい描写に見受けられます。
そういう意味ではportraを少し汲み取られているように感じます。
まとめ
・ノイズの再現は困難。
・シャドウ部の表現は困難。
・緑の深い色表現は再現可能。
・カラーはKodachromeが一番汲み取ってくれる。
・Astiaは元の傾向からして得意。
・Proviaもいけるはず。(誰かやってください)
・補完するプロンプトで近い表現に近づけられる。
時代、カメラの機種、カラーテイストなど
次はいよいよ最後。
ILFORDとAGFA編です。
ILFORDいいですよ~!
是非ご期待ください。
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