ヤンキーとシフォンケーキ
ヤンキーくんが,私のとこにシフォンケーキを持ってきた。
ふわっふわのめちゃくちゃ柔らかくて,だけど甘すぎない,優しい味の紅茶のシフォンケーキ。
今どき見ないようなレアなヤンキーくんである。
おそらく地方都市にしか在住しないタイプの,コテコテの平成ヤンキー,いや,何なら昭和のヤンキーである。
髪の毛は金髪でボリューミー。
成人式には集団で袴を着て,ニュースで報道された。もちろん,バイクにも,乗る。暴走する。
しかも,そのような”武勇伝”を大声で話す。ていうか,声がそもそもめち