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零~月蝕の仮面~【ゲームレビュー】

評価

★★★☆☆

ストーリー

本州の南に浮かぶ島 —— 朧月島で十年に一度開かれる朧月神楽。

その神楽の最中に、五人の少女が神隠しに遭った。
少女たちは一人の刑事に助け出されたが、すべての記憶を失くしていた。

神隠しに遭った少女の一人、水無月流歌にはかすかに憶えていることがあった。
それは、一つの旋律…

十年後、神隠しに遭った少女のうち、二人が相次いで死んだ。
流歌と共に残された少女、
海咲と円香は友人の死の謎を解き明かすために朧月島に向かった。

そして二人を追って流歌も島へ渡る。
失った記憶の先にあるものを確かめるために…

概要

カメラで霊を撮影して除霊する和風ホラーアドベンチャー「零」シリーズ4作目、2008年にWiiで発売されたゲームのリマスターです。
4人の主人公を操作して離島にある廃墟を探索して、失われた記憶の謎を解き明かすゲームです。
シリーズ初のTPS視点で、戦闘や探索の難易度は低めになっているらしです。
リマスターにあたり、一部コスチューム(任天堂系)や、パンチラな胸の揺れなどのサービス要素が削除されています。

感想

オリジナル未プレイです。

まず、とにかくキャラクターの操作性が悪くて苦労しました。
特に移動速度が遅く、初プレイ時点で「これで探索するのしんどいな・・・」とかなり萎えました。
とはいえ目的地へのナビがかなり親切なので、ほぼほぼ迷子にならないため許容範囲内でした。

©コーエーテクモゲームス
©コーエーテクモゲームス

許容できないのは戦闘で、移動速度に加え戦闘場所が狭い通路だったりすることが多く、常に霊の恐怖よりもエリアへのイライラが勝っていました。

フィールドに落ちているアイテムも懐中電灯の光を当てることで光りだしてインタラクト可能になるけど、これも操作性が悪いので懐中電灯の光が上手く当てられず、わざわざカメラを構えてアイテムを探す事態に陥りました。
そもそも最初から見えていていいよね?
アイテムを拾うときもボタン長押しで手を伸ばすアクションがあるけど毎回は面倒だし、余計な要素が多い印象でした。
周回要素がないならまだしも周回前提でこのゲームデザインはダメでしょ。

©コーエーテクモゲームス
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色々言ったけど一番理解できなかったのはラストのピアノで間違いない。
最期の一番肝心なところで面白くもない雰囲気もないミニゲームみたいなもの入れたのはなんで?
(鍵盤が順番に押されて、そのあと同じ順番で押してねって感じのやつ)

数少ないよかった点は、前述の親切ナビと濡鴉と違ってエロに走りすぎてホラーの雰囲気をブチ壊さないでちゃんとホラーやってたところかな。

©コーエーテクモゲームス

ちなみにリマスターなのにフルプライスなのは
主要キャラクターのグラフィックを刷新!って聞いてたから納得してたけど全然わからん。
パンチラと乳揺れ消しただけだろ。

余談だけど、リマスターで変更した点は明確に提示してほしいね。
時代の流れもあるのかもしれないけど詐欺でしょ。

トロコンするつもりで買ったけどやっぱしんどいかもとは思う。

追記

結局トロコンしました。

2週目以降は攻略サイトをみながらプレイ。
流歌のコスチューム「制服(転校前・冬)」が可愛かったので頑張れました。

©コーエーテクモゲームス

注意点としては、
最高難易度「NIGHTMARE」挑戦前に消費アイテムを買い揃えておかないと厳しいプレイが要求される点と、まさかのピアノ難易度上昇によりダルさが限界突破していた点です。
※最高難易度だと演奏時に鍵盤上のボタン表記が消えます。

©コーエーテクモゲームス

操作性の悪さは移植作なのでしょうがない部分もあるかもしれませんが、
ピアノごときでこのゲームの評価を下げるのは惜しいのでPS用のコマンドを下記に残します。

L1





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L1




L1
R1

唯一無二のゲームデザインを持つ国産ホラーなので、続編のためにも興味がある方にはプレイしてほしいです。

トレーラー

公式サイト

https://www.gamecity.ne.jp/zero/mask/


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