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【短編ホラー小説】短夜怪談「深夜の訪問者」

毎夜二時過ぎ。
全身びしょ濡れの女が「一緒に■■行こうよ〜」と自分の部屋へ何かの誘いに来る。どこへ誘っているのか最初は分からなかったが、段々場所にあたる言葉が分かりかけてきた気がした。でも完全に分かってはいけない気がして、それ以降日付が変わる前に寝ることにした。部屋の前が毎日濡れていて、アパートの住人たちに変な目で見られることが増えたので、引っ越しを真剣に検討している。

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