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「グッド・ナイト・ワールド」読了

「グッド・ナイト・ワールド」という漫画を読みました。

マンガといえば普段、小学生の子どもと一緒に読めるようなものを選んでしまうため、もともとこの作品は知りませんでした。ネトフリでアニメ化されるということで耳に入って興味を持ったのですが、ゲーム世界と現実世界との交錯というところに引かれました(結構好きかも)。

私は実際ネットゲームといえばバーチャルな世界に人が集まるという意味でアメブロのピグくらいしかしたことがない程度の知識レベル。ネットゲームはちょっとやってみたい気もするけど、やっていなくても、最近はこうしたネトゲ世界の物語を描いている作品が割とあって、物語を読むだけで満足できてしまいます。

洋書だと、例えば私の好きな作家ガブリエル・ゼヴィンの人気作「Tomorrow, and Tomorrow, and Tomorrow」にもこういうネットゲームが出てきてすごく魅かれました。特に後半に出てくるMapleworldは世界観がすごく好き。実在するなら絶対にやってみたいやつ。

無理やりマンガと洋書を結び付けたところで本題に入りますと、「グッド・ナイト・ワールド」、面白かったです。

以下、あらすじです。Amazonより転載。

この世界では、廃人こそが最強
ネットゲーム「プラネット」において最強と呼ばれる4人組がいた。4人組の名前は“赤羽一家”。彼らはネットゲーム上の疑似家族だった。互いには知らないが、彼らの正体は現実世界で崩壊した本物の家族である。引きこもりの長男、優等生の次男、我が子から尊敬されない父親、家庭を顧みない母親… 彼らは家族のぬくもりを知らない。ネットゲーム上の家族が仮初めのぬくもりである事も知らない。そして互いが本当の家族である事も知らない。

赤羽一家を中心としてネットゲーム『プラネット』の中で繰り広げられる、モンスターとのバトル、ギルド同士の戦い、そして最終標的“黒い鳥”をめぐる権謀術数…物語は現実世界を、そして現実の家族を巻き込んで大きく動き出す―

全5巻あるけど、5巻まで結局全部一気に読んでしまいました。
所々怖かったけど、作者の岡部閏さんは他の作品でもグロい描写が多いので、比べると本作はそれほどでもなくて、むしろ話が現実的で筋もしっかりしてる感じで好きでした。設定的には今の時代にありがちかな~と一瞬思いましたが、リアル家族との関係とか過去とかいろんな感情とセンチな要素が入り混じっていて読んでいくうちに泣かされてしまう。。。扱っている題材も時代に合ているんだけど、発売が数年前ということで、時代を先取りし過ぎた作品にようやく時代が追いついた…といったところでしょうか。電子の世界に伴うリスクは、いまや想像の世界だけにとどまらないように感じます。

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以下、2巻~5巻のリンクです。


ではまた⭐


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