もっと大人になったら
学生時代、彼氏とどうのこうのでキャッキャしていた地元の友達たちも、旦那が、子どもが、保育園が、家のローンが・・気づけばそんな話題が出てくるようになってきた。
当然、年代と環境で女子会の話題や盛り上がるテーマも自然とかわってくる。
わたしは子どもがいないし家も買っていないし、余計にみんなの話題の変化に敏感になっちゃうんだよね、なるほど〜今みんなの興味関心はここなのかと。
そしてもう少しときが経つと、子どもの受験や介護の話が出てくるんだろう。
それくらいわたしも大人になったとき、ふんわりと終活に関わることがしたいなと思っている。
とくに近年〝終活ドレス〟と呼ばれる衣装に興味がある。
みんなが自分のために会いにきてくれるのは、結婚式の次がお葬式だといわれたりする。そんな亡くなったときにまとう衣装は、現状みんな白だそう。
硬直した身体に着せやすいようシルエットも決まったもので、基本は選べないと聞いた。
ファッショニスタも、デザイナーもお洋服がすきだったひとたちもみんな同じなの!?そう思うと、どこかさみしい。
身内のことを思っても、生前好きだったお洋服や似合う服を着せてあげたいなと思うし、わたしだってお気に入りの自分スタイルで最後を迎えたい。
集まってくれたみんなに、最後までYUKOはおしゃれだったねとも言われたい笑
とはいえ、葬儀の世界も病院との関係性などいろいろとしがらみが多いそうで、もちろんすんなりいかないだろうし、そもそもこの数十年の間に同じ気持ちの誰かが、そんなカルチャーをつくってくれるかもしれない。
だから私がやることはないかもしれないけれど・・もっと大人になったらやりたいことは、人生最後の衣装を選べるようにしたいということ。
なにより、もう歳だからって言い訳して生きるのはもったいない。
その年齢にしか着こなせないファッションがあるはずだし、好きな服を着るだけで気分も心も変わるもの。
何歳になっても、ファッションがくれるパワーは健在だ。そう言える活動ができたらいいな、なんてふわっと夢みてる。
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