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【Podcast更新】79席目「#ゆるラクゴ」のつくりかた

どうも、ゆるラクゴプロデューサーのイエモトです。
私の実家の帯広から札幌に帰ってきました。本格的に正月気分も終わりって感じです。昨日の夜は編集をしないといけないのに金曜ロードショーでやっていた千と千尋の神隠しを観てしまい、小学生の頃劇場で観て以来だったので懐かしくもあり、改めて観ると鳥肌立つくらい美しいシーンがこれでもかってくらいあり、ワクワクしっぱなしの世界観とか、もう全部が好き!ってなるくらいのめり込んだのでした。その後も興奮が収まらず、Xで千と千尋の感想や豆知識なんかをひたすら読み耽りました。こういうすんばらしく好きな作品に触れると、「こういうのつくりたい!」となり、創作意欲は湧いてきます。あの「よきかな」の間とか痺れるよなぁ。ガンバレルーヤのまひるの完全再現で満足していたこれまでの自分が恥ずかしい限り。

そんなこんなで、深夜にやっと重い腰を上げたわけです。

ところがというか案の定というか、ものすっごい睡魔に襲われ、一時間程度経った段階で中途半端な状態のままギブアップしたのでした。しかし毎度のことながら、なんでこう翌日の自分に対する期待値が青天井なんでしょうね。明日11時出発だから8時に起きて編集やっちゃえるじゃん!もしくは帰りのJRも三時間近く乗るわけだからそこでやってもいいじゃん!みたいな。なんなんでしょうね、この無責任ポジティブ。よくテスト前とかもこの部屋でそんなこと延々やってたなぁと、少し感慨深さにも浸りながら

カラスカァで夜が明ける。

11時出発で、しっかり10時半頃に起きましたね。もちろんそこで編集する時間なんか無いので、結局やりました!JRの中で!お隣りの見知らぬお兄さんにパソコン覗かれてる気がしながらやりました!
というわけで、無事本日17時に配信出来たのが、こちらの79席目というわけです。

今回のテーマは、「成人式」。
私イエモトもミノケンも成人式未体験でして、とはいえ思い出とか話のタネには確実になるわけで、よくよく考えてみたら、「成人式行っても良かったなぁー」なんて感情も芽生え始めちゃったりなんかして。そんな気持ちを味わう可能性があるのであれば、まだチャンスが残されている新成人の中で、成人式行こうか迷ったいる人は、迷うくらいなら行って打ちのめされてきなさいと。そういうことです。
なお、ゆるラクゴ自体には、夏に登場したあいつが再登場。これも見逃せません。

この収録をしているときに、話しながらなんで成人式行かなかったんだっけな?と振り返ってみたのですが、コレという明確な理由は見つからず。たぶんいくつかの行きたく無い要素が複合的に絡まって行かなかったのでしょうが。

浪人と上京

私は高校卒業後、一年浪人をしていたので、高校までの同級生の進学ストレート組とは一年の隔たりがありました。その隔たりに何か物凄いコンプレックスを抱いていたようないないような。今となってはどうでもいい要素なのですが、当時はそこが非常に大きかったのかもしれません。それに、高校の同級生は、早慶上智MARCH北大など国公立を始めとする上位の名だたる大学に進学している人が多い中、東京の知名度の低い国士舘大学とよく間違えられるような大学に進学したという要素も、もしかしたら影響があったのかもしれません。

また、私が北海道から上京して進学したということも関係があるでしょう。基本、成人式は地元で行われるため、年始に帰省をしないといけない。まずそこがハードルを高くしました。バイトや授業や交通費の高騰などなど、いくつかクリアしないといけない壁があり、わざわざ成人式のために諸々調整してなんの得があるだっけ?となっていたわけです。特に金銭面でのマイナスが大きく、大学の関係で毎年年末年始に神社でバイトをしていたのですが、帰省するとなるとそこの収入が減る上に、ハイシーズンの飛行機代が発生するというダブルパンチは、当時としては非常に影響度の高い要素で、それをクリアするには、成人式への相当なモチベーションが無いと戦えないわけです。
さらに、高校からの親しい友人が、軒並み上京組だったこともあり、成人式で地元に帰らずとも会える状態だったことも大きいです。現に、成人式の二ヶ月後に高校時代の友人(上京組)とタイ旅行に行ってたり。それに、地元は地元で親しくしているグループがあり、そこのコミュニティにわざわざ入り込むメリットを感じなかったのです。また、同窓会などはどうしてもそういう地元コミュニティが主導で行われる印象があり、ちょっとそこまで楽しめるのかな?という不安を拭いとることは、当時の私には出来なかったということなのでしょう。
今よくよく考えてみると、北海道から出たくて出たくて仕方なくて、やっと東京の大学進学を機に北海道から出れた!しかも東京ってめちゃくちゃ便利!イケてる!楽しい!ってなっていた全盛期だった気がします。また、良くない考えですが、正直に書くと「こんなにイケてる東京で生活している自分は、地元組より上だ」という思考に陥っていたような気もします。親のお金なのにね。てか、住んでるの川崎だしね。宮前平の一階にパチンコ屋が入ってるアパートね。

とまぁそんなわけで、浪人と上京。もうちょい拡大解釈すると、時間と空間に地元との隔たりを覚えたことが成人式に行かなかった一番の理由というところでしょうね。あの頃はなんでこう、変なプライドというか、コンプレックスが肥大化していたのか。あれから14、5年余りが経とうとしている今となっては、そんなものすっかりどうでもよくなってしまったのですが。
実際、あんなに東京にこだわっていたのに北海道に戻っているし、逆にこちらから同級生に連絡取ったりとかして、地元で呑んだり。今だったらなんの迷いもなく成人式に出るけどな。40歳で成人式リターンズとかやる文化にならないですかね?

人と比べてもしょうがないことに気がついたということも大きいのかな。比べ始めたらキリがないし、自分は自分の道を、人は人の道を各自で歩いているわけだから意味がない。だからこそ、自分がどういう道を歩いてきたのか?これからどういう道を歩いていきたいか?とか、そういう自分のことはしっかり語れるようになっていたいなぁと思う今日この頃でした。

てなわけで、成人式でひと花咲かせといで!

では、また。

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