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持続可能なバイトのモチベーションの上げ方

1回目の協力隊を終えて大学時代以来に派遣のバイトをした。

カードの入会を進める仕事だった。通りすがりの人に対して声をかけるのは初めての仕事であったため、難しく試行錯誤の連続だった。

バイト2日目、上司が様子を見に来ていた。というのも1日目の入会者数が目標に達していなかったからだ。

指導してもらったのだが、早口かつ威圧的で「おれの言われた通りにしろ」と暗に言われたように感じた。

指導された事を意識しながら業務に戻った数分後にまた上司に呼び出され、

「言われたことしかできひんのか。自分で考えながら動け」と指導を受けた。

そのような言われ方をして、なにくそと頑張れる人もいると思うが、私はそうではなかった。

少し言われただけでできるようになる人と、そうでない人が存在する。


相手の仕事の質を上げるにはどうすれば良いのかを考えるのは、青年海外協力隊の経験が活きてくると考える。

というのも協力隊がいる時だけ頑張れたけど、協力隊が帰った後は活動が続きませんでした。よりも、現地の人達だけで活動が持続可能な状態になりました。という考えがJICAで推奨されている。(協力隊の人が残した活動が続かない場合でも、蒔いた種が違う形になって遅れて咲くこともあるし、協力隊というマイノリティが存在するだけでも何かしらの影響を与えている)

この考えはJICAだけではない。よく聞くSDGsも訳は持続可能な開発目標〜SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS〜世界的にも持続可能性が注目されている。


私のようにできない人や経験がない人に、どうしたら持続的にモチベーションを高めて仕事に向かえるかを、青年海外協力隊の考えを用いながら考察してみた。

成果によって給料が上がるシステムは非常にわかりやすくモチベーションが上がると思う。従来通りの給料で一定のノルマを達成すると上乗せされるなどのシステム。

しかし、大きな会社だと給料のシステムを変えづらい状況が多いと考えられる。

次に、この仕事はどんなスキルを伸ばせるのかを考える。相手が夢や目標を持っている場合、伸ばせるスキルとどう関連しているかまで結びつけられれば、より良い。

バイトが複数人いる職場ならば、表彰状を渡したり、掲示板に今月の頑張った人を掲載する。掲載する内容もスキルに合わせて複数部門を作るのもいいかもしれない。挨拶はつらつMVP、気遣いMVP、期限守るMVP、笑顔MVPなど

どれだけ頑張っても、変わるかどうかはその人次第である。私生活で問題があったりすると仕事に集中できないし、本当に時と場合によるので、自分がこんなに頑張っているのになんで変わらないんだとは思わない方が自分の気持ち的に楽になる。

スーダンだけでなく旅行でアフリカに行き、協力隊の活動先をいくつも見て回った。2年間活動先で頑張っても変わらない人は変わらない。もともとやる気があった人と出会えて、知識や技術の指導や様々な経験から相手を成長させられた場合もある。


まとめると、

①その仕事でどんなスキルを磨けるのか明確にし、個人の目標とも結びつける。
②掲示板などでスキル毎に頑張りを視覚化する

心構え : あくまで能力を引き出すサポートしかできないので、過度な期待はしない

最後まで読んでもらえて嬉しいです