五月自選十首

こんにちは。四月はあまり詠めなかったので、五月は色々と詠めて嬉しかったです。

梅雨が来ますね。めんどくさーい。でも、頑張って…いや、頑張らずにほどほどで、のらりくらりと六月も生きていきましょう。

以下、五月自選十首です。

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流れ星流れる君が理不尽を許すときする眉の角度で

『大丈夫』そう吾子に背で語るため未婚の母のプリキュアは行く

『先生へ。泡になります。』の手紙以来石鹸を泡立てると熱い

王冠が折り紙製と気づき子はおうさまでない自己と向き合う

僕たちは地球を滅ぼせないだって好きな誰かの家があるから

詩は義肢だ 地に足つけて歩けない翼も持たないわたしのための

東京にタワー多きは背骨だけ残して消えし恐竜の群れ

折り紙で折った人魚を泡にするすべを聞く子の目のひたむきさ

少年が後ろめたげに声域を行き来しながら口ずさむパフ

向日葵がさよならの手のように揺れあなたのことを永遠にする

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お読みくださり、ありがとうございました!

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