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人はなんのために学ぶのか

「時代を超えて清少納言と共鳴すること」

池上彰は学ぶことの意義をこう定義しました。

朝なかなか起きられず、ぱっと窓を開けたら、空が明るくなっているのが見えて、「春眠暁を覚えず」という「枕草子」の一節が思い出されたそうです。これはすごい。。。

ただ、この本を読んで学びって「つながり」なんじゃないかなと思いました。知識と知識のつながりもそうですが、過去の人ともつながり、未来の自分ともつながる。大人はよく「勉強は後で役に立つ」って言いますが、これの真の意味は、後でつながってくるということなんじゃないでしょうか。

ただ、それも一つの楽しみに過ぎません。だからこそ、線でつながる楽しさに加えて点を集めていく楽しさも感じたいなと思います。これはスティーブ・ジョブズが「connecting dots」という言葉を残していますが、今楽しいことを学んでいけば、後できっとつながっていく。そう信じているということです。

今目の前の「?」に飛びつき、それがあとにつながりまた楽しさを感じる。「学び」ってこういう繰り返しです。

アフリカでは、字を知らないがために粉ミルクを水たまりの水で溶かして飲ませ、赤ちゃんが下痢で死んでしまうという事例も多くあるそうです。

学びは生きることにも直結する現状を知り、驚きました。

また、有名なサラエボ事件がありましたが、世界では犯人をテロリストとして見ていますが、セルビアでは英雄として銅像があるそうです。同じ事件でも、国によって見方が180度違う現状があります。

まだまだ知らないことだらけですが、知っていけば知っていくほど、どんどんその宇宙が広がっていきます。まだその境地には達していない気はしますが、少しづつ感じていけたらと思いました。

いろいろな事例をもとに「学び」について池上彰が優しく解説していくれている本です。ぜひ読んでみてください!


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