【4】妊娠高血圧症で緊急入院→帝王切開になった話。

前回までの記事:妊娠高血圧症で緊急入院→帝王切開になった話。
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※出産レポートにつき、以下の内容が含まれます。
苦手な方はご注意ください。
・尿、便など排泄に関わること
・悪露、破水など出産時の体液に関わること
・激しい痛みの表現
・バルーン挿入、注射、点滴などの医療処置に関わる表現

入院2日目。
朝ごはんは温かい卵焼きがとても美味しかったです。
前日の朝に入院してから、まるまる3食分(+おやつ)ただただのんびりご飯を食べてしまいました。

のんきな生活もここまでです。
しーが生まれてからはバタバタなので、リアルにここまででした。

8時少し前に、病室から陣痛室に移動。
予定日を2日過ぎているにも関わらず、まだ子宮口が少ししか開いていない状態なので、バルーン挿入からスタートです。
分娩誘発剤は、子宮口が開き始めていることでより効果を発揮するとのこと。
ちなみに、レポート【1】で、オキシトシン系の誘発剤を使うことになったことをお伝えしました。
プロスタグランジン系は経口薬もあるそうですが、オキシトシン系は点滴しかないそうです。

バルーンのおかげで子宮口が1〜2cm開いた状態で、9時頃から誘発がスタートしました。
30分ほどした頃から、痛みが来始めました。
助産師さんが横で呼吸法を指導してくれます。
途中助産師さんから、
「お母さん(私のこと)、歌かなんかやってましたか?呼吸が上手だから」
と言われました。
他の助産師さんにもやたら褒めてもらえました。
歌はやっていませんが、高校・大学は演劇部でした。
腹式呼吸は陣痛時の呼吸にも繋がるようです。
誘発は順調に進んでいるようだという言葉に力をもらい、深い呼吸を続けます。

11時頃、突然身体の中で「ばつんっ」と音がしました。
その瞬間足の間から大量の液体が。
破水でした。
痛みはなかったのですが、音と衝撃と水の量にとにかくびっくりしました。
ばつんと破れて水が出る、まさに破水…。

それでも昼ごはんまではなんとか食べられました。
子供も元気な様子で安心です。

昼過ぎに内診してもらったときには子宮口は5cmまで開いていました。
この調子で誘発剤の量を増やしていきましょう!ということで、点滴のポタポタがどんどん早くなっていきます。

この頃には痛みがえげつなくなってきました。
間隔も、始めの頃は10分以上空いていたのが5分程度に。
痛過ぎて、もらったりんごジュースを吐くレベル。
吐くほど痛いってどんなよ。
怖くてこれ以降飲むのはお茶とお水だけにしました。

痛みが激しくなってくると、助産師さんの存在が本当に心強かったです。
それと察して声をかけてくださったり、背中をさすってくださったり。
陣痛の波のときにそばに誰もいないと「誰か来てー!!」となります。
未体験ゾーンの痛みは、とにかく心細いのです。

夕方4時頃、結局子宮口は5cmから広がらず、この日の誘発剤はストップになりました。
点滴が止まっても、陣痛は間隔が空くだけで止まりません。
痛みで気持ち悪くて、おいしい夕食も半分くらいしか食べられませんでした。

続きます。

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