「なかれ３０か条」と云うのがあるそうです。

１・医者に近づくことなかれ
２・薬を飲むことなかれ
３・老化を病気と思うことなかれ
４・痩せることなかれ
５・血圧を下げることなかれ
６・ＢＭＩのほかは気にすることなかれ
７・コレステロールを悪とみなすことなかれ
８・中性脂肪を下げることなかれ
９・基準値を信用することなかれ
10・塩分を控えることなかれ
11・朝食を抜くことなかれ
12・心のゆとりを失うことなかれ
13・血糖値を気にすることなかれ
14・糖質を制限することなかれ
15・脳動脈瘤、骨密度、尿酸値を気にすることなかれ
16・サプリメントを飲むことなかれ
17・睡眠をおろそかにすることなかれ
18・アンチエイジングに騙されることなかれ
19・肺炎球菌をおそるることなかれ
20・抗生物質を求めることなかれ
21・予防接種を受けることなかれ
22・がん検診を受けることなかれ
23・ＣＴ被ばくを甘くみることなかれ
24・医者の恫喝にひるむことなかれ
25・ピロリ菌を除菌することなかれ
26・抗がん剤にけっして近づくことなかれ
27・無駄な手術を受けることなかれ
28・夢の新薬を信ずることなかれ
29・鎮静で殺さることなかれ
30・臨終に七転八倒することなかれ
　　　　　　　　　　　　　（近藤誠著作より一部抜粋）

何処かで　見覚え、聞き覚えのある言葉です。

それも　いつの間にか記憶の片隅に押しやられ

続々と新たな代替品、新素材

特効効果を謳う情報が飛び交い続けています。

その　繰り返される巧みな話術にそそのかされ、
医者や　周りの声に脅されて

ついフラフラと門をくぐり、試してみたりしてしまうのです。

そして　病院をたらい回しされたのち
もう　とことん嫌気がさした後になって

やっと「ほっとけば良かった」
地点に　帰って来るのです。

体の声を無視すれば良いのではなく
より　体の声を聴かなければならない。

数値や　巨大な組織の奴隷に、餌食になってはいけない。

ただ　そう思うのです。

自分にとって、何が良くて悪いのか
何が快適で　不快なのか。

その声が　大きすぎる雑音で
掻き消され　聞こえなくなっている。

誰もが持っている弱さや心もとなさに
魔王が囁きかけてくる。

ありのままの自分を、
自分の辿る変化の道を

そのまま受け取り
受け容れ

抱き止める事が出来ればいい。

私も　最期まで
自分の生命に責任を持てる様になりたいです。

最期まで　人として生きていたいです。