第三の

自分の失敗 過失 思わぬ結果を

認めたくなくて 嘘をつきます

「いや 私はやっていない」と

けれど自分がした事は
誰よりも自分が知っている

其の感情や肌触り
匂いや風景気配までも含め

全ての自分を
自分は知って 覚えて
記憶しているのです

否定すると
また 其の否定した自分を

何よりも深く
心に刻んでしまうのです

そんな事は誰にでも
一つや二つはあるものだと

慰めなのか
自己援護なのか

人の信頼を失くしてしまう
人の期待を裏切ってしまう

其の事に脅かされて
うその世界に取り囲まれていってしまうのです

いつも 目を覚ましていなければならない

第三の目が開いていなければ
ならないのです

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