_4_レバレッジ時間術

#4 「時間投資」の考え方で「時間資産」を築くべし!:レバレッジ時間術

こんにちは!スガッシュです。

「ビジネスガッシュ!」第4回では、
本田直之さんの「レバレッジ時間術」をご紹介します。

時間がないな~とか暇だな~とか、
毎日生活する中で常に考える「時間」。
その時間の使い方・管理の仕方1つで、大きなアドバンテージを得ることができます。本書では、それを「レバレッジ時間術」と呼び、
時間を投資することで得られるメリットについて語られていきます。


*「忙しい」がカッコいいあの風潮、何なんだ?

よく「忙しいわ~(笑)」みたいな人いますよね?w

忙しいこと=自分に仕事が集まっている=自分は有能だ!
と感じ、忙しいことを誇る人が時々います。
あなたの職場にもいませんか?大きな勘違いですよね。

仕事のクオリティは「成果」と「時間」で決まるはず。
よりスピーディに大きな成果を出した仕事が、真に求められるはず。
「忙しい」と騒ぐ人の多くは、多くの仕事が集まっているというよりも、
少しの仕事量しかないのに、いつまでもだらだら引きずって終わっていない、というパターン。はたから見ると、「それ、なんでそんなに時間かかってるの?」ということ、あるのではないでしょうか?

この「レバレッジ時間術」という本では、その名の通り「時間にレバレッジをかける」と称して、「短時間で大きな成果を出す」ために、より時間を効率的に管理して、成果を最大化する手法が紹介されています。


*「時間を投資する」という考え方

株式投資はやったことありますでしょうか?
私はないですが。笑

著者が言うには、株式投資と同じような考え方で、「時間を投資する」という考え方を欠如していることが多すぎる!とのこと。
リサーチをし、スクリーニングをかけ、実際に投資をする。
利益が出ないようなら早々に損切りし、目標通りの利益がでれば確定する。
そんな株式投資の一般的な考え方と同じく、時間を投資するべきだ!
と本書では語られていきます。

「時間を投資する」とは、すなわち短時間・効率的に成果を出す「仕組み」を作りだすことに時間を当てる、という考え方のこと。

例えば、ブラインドタッチができない人って意外と多いですよね。
これができないと、目の前の作業をするのに支障を感じたことがなくても、長い目でみるとかなり時間を無駄にしてしまっていることに気づきます。
例えば1つの作業にかかる時間が20分多くかかるとすると・・・
プレゼン資料を作ってメールを書いて…と複数作業がある中で考えると、
1日に1時間~2時間もの時間を無駄にしていることになります。ブラインドタッチができるだけで、1日2時間、1年で730時間もの時間資産、実に1か月もの時間に相当します。
ブラインドタッチができるだけで、できない人よりも、1か月の時間を手に入れることができる訳です。

読書、言語習得、プログラミング、デザイン…いわゆる「自己投資」と呼ばれるものもそうですが、最初に大きな費用がかかったとしても、後で身に着けたスキルが仕事に活きて、収入が上がり、短い時間の労働時間で十分になる、というケースはよくあるんですよね。
いかに限られた時間の中で、時間を投資して、将来の時間を生み出すか。
これをもっと意識すべきだよな~と本書を通じて思いました。

「朝は早いし夜は残業、読書をする時間なんてないんだ!!」
そうやって言い訳をする人はとても多いし、私だって「今日はもういいかな…」と弱気になる時だってある。誰だって言い訳して時間を食いつぶしてしまいがちなんですよね。
そこを、しっかりスケジュールを管理して、自己投資の時間をあらかじめスケジュールから天引きしておく。それが、将来の時間を生み、余裕を生むのだと思います。本書では、そんなスケジュールの管理ノウハウが示されていきます。


*効率的な生き方と、非効率な生き方

・・・と、ここまで自己投資・時間投資について述べましたが、
一方で、私は本書を読んだ上で、改めて思っていることがあります。
それは「非効率の価値を忘れてはいけない」ということ。

効率的なことは確かにいいことです。スケジュールを管理し、
時間を投資して、最速で目的を達成する。素晴らしいことです。
だけど、一方で非効率な方が良いこともたくさんあるのでは、と。

例えば、スケジュールを意識して、日々の移動をタクシーで済ますビジネスマンは(特に優秀な人は)とても多いと思います。タクシー内で作業もできますもんね。だけど一方で、例えば歩きや自転車で移動したからこそ、街角のオシャレなお店を知ることができます。
例えば、外注してしまった方が、短時間・高クオリティの仕事が上がってくることも多いと思います。だけど一方で、その会社は永遠とその会社に外注しないとその仕事ができなくなります。自らその仕事を生む力を育て、成長することはできません。

「ビジネスガッシュ!」第3回で「不便益」について語りましたが、不便で非効率だからこそ、機会を広げ、経験値を広げてくれるということもあるはず。効率的なことは良いことですが、経験値を狭めてしまうこともあり得るということです。

何か明確なゴールがあることについては、「レバレッジ時間術」は必要なのでしょう。最短経路でゴールまでたどり着くことができます。
一方で、特に明確なゴールもないけど、選択を迫られた時。たまには非効率な方をあえて選んでみた方が、今まで知らなかったことを発見できるかもしれません。
私も企画屋の仕事をしていますが、歩く・走る・自転車・クルマの違いだけで、全然街の見え方が変わるよな~と思いますし、道端を散歩している時に重要なアイデアを発見して、それが企画や仕事に結び付いたりした経験があります。

効率、非効率、どちらを選択するか、その都度選んでいく。
それが良いのでしょうね~


以上、「ビジネスガッシュ!」第4回
「レバレッジ時間術」でした!
ではまた!

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