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今日の一枚〜ブレッド&バター『ミッシング・リンク』

 ブレッド&バターのCDは割と安く手に入れることができるので、コンディションがよかったり、帯付だったりで買い直ししてしまうんですよねー。
今回は長いこと持っていた盤がちょっと傷が多くてなってしまったり、帯付の盤が安く出ていたりで、ついつい買い直してしまったというわけなんです。
じゃ、行ってみよー。

・ブレッド&バター『ミッシング・リンク』(00FD7114/ファンハウス)

 このアルバムのプロデュースはピーター・ゴールウェイなんですよね。
フィフス・アヴェニュー・バンドが再結成アルバム『REALLY』をリリースしたのが1990年でしたから、このアルバムはそのちょっと前に発売されたことになるんですね。
編曲はマレイ・ウェインストックで、その後のフィフス・アヴェニュー・バンドに参加することになりました。
今聴くとちょっとキーボードの音色は古い感じがちょっとしますが、それ以外の部分は今でも通用しているように思います。

 アルバムからシングル・カットされたのは井上陽水さん作詞・作曲による「ワイオミング・ガール」でしたね。
陽水さんと彼らはツアーでコーラスを担当したことがあったりします。そんなこともあってサポートをしたミュージシャンも共通していました。
話をピーター・ゴールウェイに戻しますと、ピーターの日本でのライヴにブレバタのお二方がゲスト参加していますし、次のアルバム『マリエ』と更に次のアルバム『水の記憶』でもプロデュースを担当しています(編曲も同じくマレイ・ウェインストックでした。ら『マリエ』には演奏をNRBQ(!)が担当した「セーリング・オン・ボード」が収録されていて、最高の仕上がりです。

 ちなみにアルバムのコーディネートを担当したのはシンガーソングライターでもある麻田浩さんで、当時の麻田さんはピチカート・ファイヴやザ・コレクターズのマネージメントを担当する事務所、麻田事務所を経営していたんですねー。これはかなり重要です。
そして、アマチュア時代の麻田さんはブレッド&バターのお兄さんの幸矢さんとアメリカで一緒に生活をしていた時期があるというのも深いですね。
お二人のヒッピー時代というべきなのかな?

 当時、バブル時期だということで実現したとは思いますが、こういった形のコラボレーションの意味の深さにはため息が出てしまいます。
確かこのアルバムは再発されていないと記憶しているので、ピーターのプロデュースしたブレッド&バターのアルバムをリマスタリングして、まとめてほしいと切に願う私なのでした。

 ではまたー。

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