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獲物の分け前~ザ・ルースターズ『THE ROOSTERS(Z) OFFICAL PERFECT BOX “VIRUS SECURITY”SUB OVER SENTENCE.』その5

 どうやら巷ではG.W.に突入した模様なんですが、私にとってはまだ解決していない問題があるので、モラトリアムな気分を満喫しております。
というか、役所から連絡があるまでこの状態なのはかなりしんどいので、早くきてほしいと心の底から願っております。

 で、少し休んでいたザ・ルースターズ・ボックスを聴いているところです。
寝かせていた中で(私にとって)重要な一枚ですね、これは。

・ザ・ルースターズ『THE ROOSTERS(Z) OFFICAL PERFECT BOX “VIRUS SECURITY” SUB OVER SENTENCE.』収録CD&収録曲リスト

 今日取り上げるのは『LEGENDARY LIVE IN 1985&1987』です。
メインは1985年8月25日の新宿ロフトでの『PERSON TO PERSON Ⅲ』の模様なんですが、大江慎也さん脱退後に花田裕之さんがフロントに立っようになってからのライヴです。
このボックスには実は花田さんがリード・ヴォーカルになってからのライヴ音源はかなり少なくて、この一枚だけなのでした。。
「テキーラ」や「キャデラック」、「Saturday Night」に「Hard Rain」などはいかにも端境期ならではの選曲だと思いますし、ブルートニックが日本青年館のライヴで取り上げた「She Made Me Cry」や花田さん作曲の「Broken Heart」辺りはかなり興味深い感じです。
この音源を提供したのは山名昇さんでして、その経緯らしきものがライナーにあるのですが、これがまた面白いのです。

 ちなみにこの時点でのサポート・キーボーディストはキハラ(木原)龍太郎さんなのでした。
その後、ブルートニックを経てオリジナル・ラヴにキハラさんが参加するわけですから、この点でも非常に興味深いですね。

 この時期のザ・ルースターズ+キハラさんのライヴがこのボックスに収録されてまして、テレビ埼玉でのスタジオ・ライヴ映像ですからメチャクチャ貴重なんですけど、ミックスのバランスや映像の切り替えがちょっとないだろうな仕上がりです。。
が、貴重なことには変わりありません。まー、それを紹介することはないと思いますが。

 『∅(PHY)』と『ネオン・ボーイ』の移行時期のライヴというのが、この二枚のアルバムを大事に思う私にとって、非常に思い入れのある内容になりました。
この次のアルバム『KAMINARI』ではまた違った方向にバンドが進んでいったのも素晴らしいと思うので、花田さんと下山淳さんお気に入りのアルバム『KAMINARI』の時期のライヴも発掘してほしいですね。

 灘友正幸さん、柞山一彦さん在籍時のザ・ルースターズの評価は高くありませんが、花田さんと下山さん主導のサウンドはかなりレベルが高いことを強調して終わります。

 ではまたー。

 

 

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