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ヒッピーヒッピーシェイクスソフィスケイテッド・ヒッピー~隠れ名曲、名演コレクション。

 昨日に引き続いて、作詞が小西康陽さん、作曲が高浪慶太郎さんのコンビで作られた曲を取り上げます。
ヒッピーヒッピーシェイクスはネオGSのバンドのひとつなのですが、ザ・コレクターズのメジャー・ファースト・アルバム『僕はコレクター』と同じく、プロデュースは和田博巳さん、編曲はウィンク・サービス(高浪慶太郎さんと長谷川智樹さん)という顔ぶれで制作されています。
ちなみにディレクターはコロムビアの渡辺康蔵さんで、これはあがた森魚さんのコロムビア時代と同じですね(渡辺さんは他にはルースターズを担当してました)。

・ヒッピーヒッピーシェイクス『ヒッピーズ・イン』(30CA-2170/コロムビア)
「ソフィスケイテッド・ヒッピー」収録。

 私がヒッピーヒッピーシェイクスのライヴを観たのは1回だけ、あがた森魚さんのフロント・アクトで、会場はエッグマンだったと記憶してます。
ネオGSの他のバンド、ザ・ファントムギフトやストライクスにコレクターズはもう観ていたので、すごくいいなと思ったのですが。
あがたさんのファンはあっけにとられたというか、呆然としていた人が多かったような、そんな感じだったという。
当時、レコード・プレイヤーがアパートになかったので、ミント・サウンドやそれ以前のレコードは買わなかったんですよね。今ではメチャクチャ後悔してます。
雑誌「TECHII」ではアルバム発売前にインタビューが載っていたり、発売後すぐにCD買ったのですが、不思議と彼らのライヴには縁がなかったのでした。
テイチクから発売されたミント・サウンドのオムニバスにザ・スパイダースの「メラメラ」のカヴァーが入っていて、それも大好きでしたね。
それと、この曲に入っているバイオリンは金子飛鳥さんで、あがた森魚さんやBL. WALTZに清水靖晃さんの『北京の秋』でバイオリンを弾いたり、ストリングス・アレンジをしています。

 そして、名オムニバスの誉高い『Attack Of The Mushroom People』には彼らの「ヘンな女の子」が収録されていますが、こちらは高浪さんによると「『ヘンな女の子』は歌詞も僕が書いた記憶があるんですよね」とのことでした(arcorhymeのカフェライヴでのMCより)。

で、今回取り上げた「ソフィスケイテッド・ヒッピー」はCBSソニー時代のピチカート・ファイヴのアンソロジー『THE BAND OF 20TH CENTURY』にピチカートによるライヴ・ヴァージョンが収録されました。

・ピチカート・ファイヴ『THE BAND OF 20TH CENTURY』(MHCL-361~2/ソニーミュージック)
「ソフィスケイテッド・ヒッピー」(ライヴ・ヴァージョン)収録。

 ちなみにピチカートのライヴ・ツアーではこの曲ではなく、ヒッピーヒッピーシェイクスのレパートリーである「プレイ・ガール」を演奏した地域もあったと昔、やりとりをしていた友達から聞いた記憶があります。

 ヴォーカルの中野達仁さんはモンキーダンスの名人なのですが、その姿をピチカート・ファイヴ「万事快調」のP.V.で見ることができます。
ライヴのパフォーマンスの映像は残っていないようなのが残念。

 そういえば、クアトロにWAVEがあった頃、再発する予定があると告知されましたが、結局は出てませんね。。
なんとか完全版の発売お願いします。これはやはりウルトラ・ヴァイヴさまからというのがよろしいかと。お願いプリーズお願いします。
金子飛鳥さんが清水靖晃さんの『北京の秋』に参加していたのを思い出したのは水道橋博士のツイキャスからでした。
博士、ありがとうございます。

 明日は何を取り上げるか考え中です。

 ではまたー。

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