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獲物の分け前~「REMEMBER VOL.10」編。

 歌謡曲のミニコミといえば、この「REMEMBER 」か「よい子の歌謡曲」を連想してしまう私です。
「REMEMBER」をリアルタイムで買ったのはこの号が初めてだったのですよ。
なぜこの号を買ったかというと、佐伯健三(現在の表記はサエキけんぞう)さんによる「〈続〉SOBUサウンド」をとにかく読みたかったからだと記憶してます。
オムニバス『陽気な若き水族館員たち』や戸川純さん、ハルメンズ、ポータブル・ロックのアルバムを熱心に聴いていた時期でしたし、サエキさんの文章がとにかく好きだったんですね。

 他にSOBUサウンドについて書かれていたのは「IND's」のピンクの表紙、VOL.5だったかな?これは「REMEMBER」の後だったはずです。
1986年になると「Chart」が創刊されて、そこではSOBUサウンド→METRO SOUNDと進化した形で書かれていたのでした。

・「REMEMBER VOL.10」(SFC音楽出版)

 「REMEMBER VOL.9」を8月に水道橋博士の生誕祭を観るために上京した際購入して、それからは続けてネット通販に出品されたバックナンバーを購入できたんですねー。
なかなか手に入らなかったものが、サッカーの得点の表現みたいに、つまっていたものが出てきて、一気に手に入ったんですから、不思議なもんです。。

 このVOL.10にはSOBUサウンドだけではなく、キャニオンレコードのNAVレーベルについての記事もありまして、これまた夢中になって読みましたね。
岡田奈々さん、木ノ内みどりさん、石川ひとみさんのディスコグラフィーも嬉しかったのですが、個人的に感動したのはリューベン&カンパニーのディスコグラフィーと記事でしたね。
リューベン辻野さんはCharさんのバックをやっていたので、ソロデビューした時はチェックしましたね。
デビュー曲の「薔薇の嵐」も好きでしたし、この号が出るちょっと前には稲垣潤一さんのバンドにいて、ライヴ盤に辻野リューベンとクレジットされていたのにビックリしたりした私です。

 忘れかけていたことがこうしてつながっていくのがとにかく好きで、色々な本や雑誌を読んだり探したりしていたのでした。
「REMEMBER 」 と「よい子の歌謡曲」を買いに行くだけに池袋(にあったサンレコ社)を訪れたりとか。

 あれからもう37年ですよ。やってることはともかく、同じ本や雑誌を読んで、昔と変わらないこと考えているわけですから、ホントにしぶとい。。
SOBUサウンドからメトロサウンドに範囲を広げて、より複雑な交流がわかっていくのが楽しかったと思うのです。
Twitter自体はそんなに好きじゃないんですが、要所要所でのメトロサウンドのように広がる範囲と複雑な交流があるのはステキだなと思う私です。
だから延々と続けているのかもしれません。

 ではまたー。

 


 

 

 



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