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読書日記~川原伸司「ジョージ・マーティンになりたくて ~プロデューサー川原伸司、素顔の仕事録~」編。

 川原伸司さんの本がようやく届きまして(特典CDを目当てにBASEで購入したから、到着が一般発売より少し遅れたことを指します)、この本が出る前に偶然noteに川原さんと杉真理さんに小池秀彦さんの記事を書いてますから、そのリンクをまず貼っておきますか。。

 この記事は水道橋博士、サエキけんぞうさん、グレート義太夫さんが出演するイベント「アサヤン」の配信が終了する前に、小池秀彦さんがビクターの中でどういう流れの中にあって、それに川原さんと杉さんがどう絡んでいるかを明らかにしたかったんですね。
Twitterでその辺について知りたいという人がいたので、相変わらずの余計なお世話で書いてしまったわけです。

 小池さんについてはそれほど深くは書けなかったのですが、川原さんと杉さんの関係についてはそれなりに書けたかなと判断しているわけです。

 ま。それは「ミュージック・ステディ別冊Vol.5 FILE」の杉真理さんの項目でマリ&レッド・ストライプスのデビューまでの経緯がかなり細かく書いてあるからなんですね。

・「月刊ミュージック・ステディ別冊Vol.5 FILE」(ステディ出版)

 この本には「『マリ&レッド・ストライプス』のレコーディングは僕(杉真理さん)と川原さん(の2人)でやったようなものですね」という項目があります。
そして、『ナイアガラ・トライアングルVol.2』用の大瀧詠一さん、佐野元春さんに杉真理さんの鼎談が掲載された雑誌もあるのでした。

・「レコード・コレクターズ 2012年4月号」(ミュージック・マガジン)

 この号の鼎談には杉さんと川原さんの関係や大瀧さんが川原さんをどう見ていたかがわかって興味深い内容です。
特に大瀧さんの「(川原さんを指して)ポール・マッカートニーにしか興味がない」という発言は深いですね。
ちなみに川原さんはディレクションを担当した新田一郎さん『新田一郎一番 クールが熱い』で「Lady Madonna」をカヴァーさせて(?)います。
新田さんが同時期、プロデュースした堀江美都子さんのアルバムのタイトルは『Ready Madonna』だというのも偶然ではないでしょう。

・川原伸司「ジョージ・マーティンになりたくて~プロデューサー川原伸司、素顔の仕事録~」(シンコーミュージック)

 ようやくこの本について徐々に触れていきます(ここまでの文章は全て前置きなのでした。長くてすみません)。

この本が発売されてから、まだ日にちがそれほど経っていないので、所謂ネタバレに気をつけて書いたつもりですが、気になる方は本を読んでから、また遊びに来てください。すみません。

 少年時代の川原さんのエピソードがかなり強烈で、佐藤隆さんやジェームス藤木さんが意外な形で登場してきたりと、目が離せない内容です(敢えて細かい部分は書きません、これからも)。

 大学に入ってからはより強力なエピソードが。
虫プロでアルバイトをしていたり、ビクター入社後には飯田久彦さんと出会って、アルフィーの宣伝を担当したりとこれ何てフィクション?というくらいとんでもない出会いをしている人なんですよね。

 宣伝から制作も手掛けるようになってからの杉真理さんとの出会いから始まり、大瀧詠一さん、松本隆さん、松田聖子さん、中森明菜さん、鷺巣詩郎さん、井上陽水さんに筒美京平さんとものすごい顔ぶれが目次に並んでいます。
それに絡んでくる人々の濃さと、とんでもなく貴重なエピソード。
割と駆け足で読んでも、なかなか意識が本から離れない内容になっています。
出だしで書いた通り、BASEで購入すると特典CDが付いてくる模様です。
ただ、数に限りがあるようですから、その辺も確認してから色々な判断をしてくださいね。

 また機会がありましたら、この本や周辺のアイテムについても検証しながら、noteに書けたら嬉しいですね。色々、本やCDで関係するものがありますし、これから探していきたいとも考えております。

 とりあえずはこんな感じですかね。明日もまた読書日記の予定です。まだ何を取り上げるかは考え中なのでお楽しみに。

 ではまたー。

 

 




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