おおよそ現状維持できただけすごいな? 2021年のお仕事を振り返る
2021年は本当に、体調に振り回されました。発熱ランキング1位は2歳の次男で、2位は34歳の私です。
こういう「子どもの熱で仕事ができなかった」的なこと言うの、出産育児であとに続く人たちの不安をあおりそうでイヤなんですが……でも、おおよそ現状維持はできたから、それで充分すごいか! というまとめです。
■コロナ禍の発熱
コロナ禍以降、子どもが発熱したら、解熱後24時間経つまで保育園に行けないルールが生まれました。つまり、月曜に発熱して早退してきた場合、火曜の午後に熱が下がっても木曜まで登園できないわけです。これが本当に、仕事のスケジュールを狂わせた……。1歳のとき元気だったのが嘘のように、昨年の次男は発熱・早退を繰り返しました。
ただの風邪ばかりだったとはいえ、近くに住む義母や伯母にしょっちゅう頼るのも、コロナが増えているタイミングでははばかられます。夫と連携しながらやりくりしたものの、私自身が風邪をうつされたり、ワクチン接種で2回とも思いきり寝込んだりして、つい「あんまり仕事を詰めると次男が熱出したときにきついな……」と、受注にうっすらセーブをかけてしまうようになりました。
でも、おかげで思わぬ暇な時間がうまれたりもして、今年通いはじめた溶岩浴ヨガが習慣化したのは、身体のためによかったなと感じます。
思うように動けなくても焦らず、切り替えてそのときできる仕事や趣味を楽しめるようになったのは、ここ最近のことですね。
■新しい風を取り入れる
ただ、それでなくても稼働時間が減ったのにいつもと同じことばかりしていたら、本格的に成長が止まってしまいそう。だから、できるだけ初めての人と、初めての仕事をすることは心がけていました。
制作プロダクション「ヒャクマンボルト」や編集エージェンシー「かくしごと」とのパートナー提携も、そのひとつ。どちらとも、案件単位で業務のご相談をいただきました。引き続き、いろんなチームとつながりを持つことで、新しいチャレンジができたらと考えています。
それから、新しい媒体でのお仕事。「となりのカインズさん」や「LIFULL STORIES」、「Fempass」、「メルカリマガジン」、アイドル誌といった新しい場で書かせていただくことは、新しい視線を持つことにつながりました。いつもは使わない筋肉を使ったり、これまでにないゴールを持って取材に臨んだり。こういう機会が、フリーランスには大切だと思っています。
関わってくださったみなさま、本当にありがとうございました!
では、ここからはいつもどおり、毎月のお仕事記録を抜粋で。
<1月>
前回の宇宙飛行士選抜試験でファイナリストに残った、JAXAの内山崇さんにインタビューをさせていただきました。個人的に「宇宙飛行士選抜試験」というドキュメント本や「宇宙兄弟」を読み込んでいて、すごく興味を持っているジャンルだったので、とても楽しかったです。
いつもお世話になっているウートピでは、藤井道人監督×尾野真千子さん、高良健吾さんの取材も。
<2月>
New Balanceのお仕事では、ひさしぶりに三戸なつめさんをインタビュー。何度かご一緒していますが、今回もじっくりお話が聞けました。
ハヤカワ五味さんのプロジェクト「ILLUMINATE」では、ZINEにて瀬戸あゆみさんの巻頭インタビューを担当。瀬戸さんの凛とした強さが、よく伝わる記事になったと思います。
ウートピでは、大学時代の同期・みかのインタビューを企画取材しました。常々おもしろい生き方をしているなぁと感じていたので、改めて話を聞き、記事として発信できたのはとてもうれしかったです。
それから、クレディセゾンさんのインスタライブイベント「子育てのお悩みソク問ソク答」にて、モデレーターを務めたりも! さまざまな取材で培ってきたおしゃべりスキル、これからもいろんな形で活かしていけたらと思います。
<3月>
わりと仕事に余裕があり、地獄のエンドレス発熱も始まっていなかったため、週3で溶岩浴ヨガ。身体をあたためて動かすことはやっぱり心地よくて、腰痛や肩こりがめちゃくちゃ楽になりました。
このころから、セクシー女優さんのインタビュー連載がスタート。普段は出てこない魅力を掘り出せたらなぁと思いつつ、毎月お話を伺っています。
SUUMOタウンでは、江古田×子育てというテーマでエッセイのご依頼をいただきました。いまの日々を記録するという意味でも、書けてよかった一本です。
<4月>
引き続き、週3ヨガ生活。映画「明日の食卓」のプロモーションで、高畑充希さんにインタビューをしました。DRESSとウートピのダブルヘッダーです。融通きかせてくださる編集部のみなさまには、本当にいつも感謝しております……!
キネマ旬報NEXTでは、元宝塚の明日海りおさんに取材。
PR稼働だとどうしても取材がタイトになりがちなのですが、このときはゆったりと時間をとっていただいて、明日海さんの内面にしっかり踏み込むことができたと思っています。ファンの方々からもお褒めの言葉をたくさんいただいて、うれしかったお仕事です。
<5月>
引き続き、働きながらも週3ヨガ。食生活は好き放題やっていたのに、体脂肪率が3%、体重が3㎏落ちました。(でも、ホットヨガだけで身体を変えるには2~3ヶ月かかる印象です)
「メルカリマガジン」の名物企画「カケルメルカリ」では、いきものがかり水野良樹さんをお招きした対談記事を構成・執筆。興味深いお話がみっちみちに詰まっている、熱いコンテンツです。メルカリ編集チームの方々は本当にお仕事が丁寧で、いつも勉強させていただいています。
<6月>
いよいよ始まった発熱地獄。6月だけで、次男は3日間×4回の発熱を繰り返しました。月のほぼ半分やん!
想定外の事態だったため仕事も忙しく、ヨガの予約をキャンセルしてなんとかしのぐ日々……。クライアントワークが多くて、水面下で20本ほど原稿を納品していました。
メルカリマガジンでは、スプツニ子!さん回を担当。ジェンダーについては、学べば学ぶほど絶望することもあるけれど、それでも学んで、考え続けていきたいです。少なくとも自分自身が、学生時代とかよりはずっと変われていると思うから。
<7月>
1週目は次男が、2週目は私と夫が発熱。さらに最終週は私がワクチン一回目の副反応で38度まで上がり、寝込んだその日を狙ったように長男が発熱・早退してきて、2日後には次男も発熱……(これは溶連菌でした)。
というように基本だれかが発熱しているので、まったく仕事にならない。
……はずなのに、カインズのオウンドメディアで親子工作の記事を書いたり、インタビュー術について取材をお受けしたり、オダギリジョーさん×瑛太さんの対談記事をつくったり、ちゃんと頑張っていたようです。
五月女菜穂さんにお招きいただき、フリーランスの子育てについてお話するウェビナーにも登壇しました。
<8月>
今月も次男は、2回の発熱・早退。先月ラストは溶連菌だったとはいえ、原因のはっきりしない発熱があまりに繰り返されるので、ちょっと不安になりはじめた時期です。1歳半検診で頭囲が大きすぎて指摘を受けていたこともあり、悪い病気ではないか……とモヤモヤしてきました。
が、夫婦そろってワクチン2回目の副反応で39度後半をマーク。自分たちの復活にも、それなりの時間がかかってしまいました。
そんななか、ずっと大好きで3年前にもインタビューした岡田将生さんに、ふたたび取材できる機会が。以前よりもさらに魅力を増していて、仕事の充実も伝わってきて、本当に素敵な俳優さんだなと思いました。これからも、何度でも取材したい!
LIONさんのオウンドメディア「Lidea」では、子どもの夏の体調管理について取材。我が家のケースをもとに、小児科医からいろんなアドバイスをいただきました。
<9月>
今月も引き続き、次男しょっちゅう発熱。私も疲れが出たのか、ひさしぶりに扁桃腺炎をやって40度……。そのかたわらで、社内報や採用広報などのクライアントワークに集中していました。
くるりポップアップ展で販売されるタブロイドのお仕事も。公私ともども長くお付き合いしているニイミさんからのご紹介でした。どの案件もそうですが、本当にご縁の積み重ねだなぁと思います。目の前の仕事に誠実に応えていくことが、結局いちばんの営業になるんですよね。
<10月>
New Balanceのイベント「TEST RUN SHIBUYA」開催にあたり、サイトの最後にあるボディコピーやインタビューを書きました。年に数回のスパンで、もうずいぶんご一緒させていただいているNew Balance。お仕事をするたびに自分のなかから未来への指針を引っ張り出すような作業があって、身が引き締まる思いです。
それから、さすがに発熱と頭囲が気になって、次男はじめてのMRI検査。絶飲食で鎮静をかけなければならず、検査自体はおおごとでしたが、結果なんの異常も見つかりませんでした。本当によかった!! 以降は熱が出ても、頭を重そうにしていても、「ただ頭が大きいだけだ」と安心して? 見ていられるようになりました。
<11月>
クライアントワークが重なりに重なって、一ヶ月の納品本数が32本に。取材しては書き、書いては取材をし……。ノンクレジット案件のため、URLを出せないのが残念です。
でも、ようやく家族の体調が落ち着いていたので、合間を縫って週2でヨガにも行けました。ただ、週1~2じゃ現状維持+体調管理の域を出ませんね。いや、でも、現状維持だけで充分すばらしいのだ!
それから、泊まりがけでディズニーに行ったり、リゾナーレ八ヶ岳に行ったり、家族旅行もたくさんしました。本当は長男の就学前にハワイに行くつもりで1年前から予約もとっていたのですが、さすがに断念。その代わり、国内でたくさん楽しもうということになったのでした。
長男の学童入会申請書類も、地味に面倒だったな……。
<12月>
今月も、ノンクレジットのクライアントワークをもりもり。
ウートピでは柳楽優弥さんに取材しました。ベテランなのにとても朗らかな方で、素敵だったなぁ。「二月の勝者」を見ているタイミングでのインタビューだったので、不思議な気持ちになりました。
■2022年、どうする?
四柱推命の鑑定士をしている母に、毎年その年の運勢を見てもらうのがお正月の恒例行事です。所感をつらつらと話しつつ、これからやってくる運勢の流れに則って「どうアクションしていけばいいか」を考える、いい時間になっています。
そこで導き出した2022年は、自分を小さくも大きくも見積もらず、落ち着いて取り組む。誠実に応える。地道に学ぶ。
今年も大きな変革はなさそうですが、10年後も20年後も楽しく書き続けていられるように、こつこつやってまいります。なのでみなさま、今年もぜひ勉強させてください! もちろん、私もプロフェッショナルの端くれとして、よきものをお返しできるように力を尽くします。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
■お仕事のお誘いはこちら
メール: sakura.0116.sakura@gmail.com
Twitter: @sakura011626
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