シンプルな服を着る、という贅沢

ファッション断食(というらしい。服を一定期間買わないで済ませること)をして1年以上が経った。結果、いまは特別な日を別として、普段着にシンプルな服を着ることが、どんどん心地よくなってきている。

たとえば今日の格好は、ブルージーンズ、白のシルクのノースリーブ、それに防寒対策として、カシミヤのサマーセーター。靴は厚底のスポーティなサンダル。靴を除いては何の変哲もない服ばかり。ただし、これを着るのは結構大変。

シンプルな服は、心地いいかわりに、贅沢品だ。

まずシンプルな服を着るには、それなりに均整のとれた身体が必要だ。そのためには、栄養バランスのとれた食事をとって、適正な運動をしなければならない(※もともと、スタイルに恵まれた人は除く)。それには時間もお金もかかる。

さらに、凝っていないかたちの服ほど、サイズ感が命である。すなわち、一着買うごとに、しつこいほどの回数の試着が必要。これには、単純に時間がかかる。

また、ふつうの服だからこそ、素材にはこだわりたい。この段になってくると、結局お金がものを言う。

そしていい素材には、きちんとした手入れが要る。その一方で、くたびれたら、すぐ買い替える勇気も。

誰にもおしゃれと思われなくていい。

自分が納得のいく、美しい服を、一番その場に馴染む形で着ること。

私にとって<装うこと>とは、現在、そういうことになっている。

だから、贅沢とわかった上で、しばらくは普段着には、シンプルな服を選び続けようと思う。

※この記事は投げ銭制です。以下、どうでもいい個人的な話を書いてます。

試着試着と思っていたのに、最近、アメリカの通販で物凄くいいサイトを見つけてしまいました…

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