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ネパールまで来て結局、何をしたいのだろう。

ネパールに来て約1週間。滞在期間の1/5が経った。

ここまで、ポカラのゲストハウス(という名のほぼホームステイ)でお世話になり、ティハールのお祭りや周辺の人たちとの交流、地元店での買い物・飲食など、普通のツーリストではできないローカルに入り込んだ暮らしができた。
現地の方々や繋げていただいた方のお陰で、いろんな経験をもらった。

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昨日からカトマンズに戻り1週間ほど滞在する。
これからは、この機会をただの旅行で終わらせないために自分たちからも動いていきたい。


まずは、お土産市(再)に向けた仕入れをと思い
カトマンズの街を歩く。

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日本から来るとネパールの物価はかなり低く感じる。
一般的な月給が
 ・バス運転手:8,000円
 ・公務員:10,000~20,000円
 ・公務員の役員クラス:30,000円~ ほどらしいので
食べ物や物の金額も、それなりになる。

観光客向けの商品でも、日本で買い物する時と比べて1/3ほどの感覚だ。


「Handmade in Nepal」と書かれた、紙のランプや服。
手作りならではの気取らなさと、土地に根差したモノづくりだからこその民族っぽさが良い。

そして、安い!
ショッピングがとても楽しい!

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前回の旅でも今回の旅でも、仕入れで物買う時は
「売れ残っても良いと思えるものだけ買う」と決めているため
直観で良いと思ったものを選んできた。

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(前回の旅で買ったものたち)


あれ、でも、店で買ったものを流すだけではただの仕入れだよね。
横流ししてそのマージンを取るのがしたいことだっけ?


良い感じの紙を手に取りながら、ふと思う。
その商品の背景も一緒に届けなければ意味がないんじゃない?

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届ける商品について、できる限り生産地を見に行き背景を語れることは、とても強いと思う。
そしてそれを実践している人は格好良いと思う。


幸運なことに自分たちも生産者と繋がれていて、しかもその人たちは福祉的な目線を強く持っている。

それであれば、その人たちに喜んでもらうことを一番に置きつつ、ネパールと日本の架け橋になることができればと良い。

その媒体として、現地の空気を孕んだプロダクトを持ち帰りたい。


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(参加させてもらったティハールの儀式)


ネパールまで来て結局、何をしたいのだろう。

1)お世話になってる人とその背景、国についてよく知りたい

2)お世話になってる人たちに喜んでもらいたい
  ・物を買って
  ・それを売って
  ・背景をユーザーに伝えて
  ・ユーザーの声をバックして
  ・自分にできるアイデアや技術をシェアして

3)ネパール→日本  へ伝えたい
  ・ゆるく働きゆるく暮らす良さ
  ・祭りや儀式の大切さ
  ・家族を大切にすること
  ・挨拶を丁寧にすること
  ・他人に親切にすること
  ・自分の欲に正直になること

4)日本→ネパール  へ伝えたい
  ・芸術表現の楽しさ、それが一般的なこと
  ・ゴミ削減・環境問題
   (ポイ捨てやポリ袋推進の成れの果て)
  ・バリアフリー、ユニバーサルデザイン
  ・交通安全


今回の滞在では、お世話になっている方が運営する福祉団体や布工房の見学とお手伝い、ステイさせてもらっているゲストハウスでの交流や
村でのペイント企画など、具体的な動きもまだまだ予定している。

これらのことを胸に、残りの日数を過ごしつつ
継続的にネパールに来る目的をつくっていく。

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