2022ファジアーノ岡山フォーカス5 「A契約選手予想」修正版

 全文無料公開。選手の表記は、見易さの観点から省略させていただいく場合もありますが、○○(選手)の意識で、全ての選手や監督、読者の方々に最大限のリスペクトをもって、文章にさせていただいています。そして、目標としているスタイルは、客観的視点で発信していくこと、前向きになれる批評。まだまだ未熟ではありますが、少しでも良いクオリティの内容に近づけるよう一文字入魂でまとめていますので、最後までお付き合い頂けると幸いです。そして、よろしければスキやフォロー、購読などもして頂けると嬉しいです。

訂正&補足箇所(重要)
・HG制度及びA契約枠25人に付随する事項全般
・育成組織出身選手とHG(ホームグロウン選手)の線引きへの言及を追加
・育成型期限付き移籍について一部補足
・各契約に関する説明の大幅な補足
・A~B契約予想に関する事柄への補足
・一部誤字脱字の訂正

1、 前置き

 気になっている方も多いと思いますので、分かる範囲で調べて集計してみました。どちらか判断できない場合は、2つの契約形態の可能性があるという表記にさせていただいています。そして、ポジションが公式HPなどにまだ掲載されていないので、21シーズンでのポジションから分布させていただいています。

各種契約について

A契約選手
1チーム25人まで登録可能。
B契約
上限のない基本報酬のA契約条件を満たし、A契約かB契約への契約形態の変更が必要な時の選択肢の1つで、A契約25人制限枠に当て嵌まらない基本報酬に上限のある契約がB契約である。
HG(ホームグロウン選手)
満12~21歳の年度(2月1日~翌年の1月31日)間に
1~4種のいずれかでクラブに3年間(990日)以上所属していれば
HG選手に該当する。
各カテゴリー毎にHG選手が登録義務がある。
2022:J1(3人)、J2&J3(1人)
2023~2024:J1(4人)、J2&J3(3人)
2025以降:別途定める(未定)
上記を破るとA契約選手枠が不足人数分減数される。
※注1:年度(2月1日~翌年の1月31日)間であるため満21歳になっても翌年の1月31日まで契約できれば、HG選手に該当する※
※注2:公式規約に、国籍や登録種が関係する場合は、しっかり記載があるため、その区別の記載がないため、国籍は問わないと考えられる。該当しない場合は、明記されている必要がある(該当しないケースとして除外する効力がないため)。※
※注3:注2の国籍に関して、サイトによって区別しないと明記されているが、そう解釈して明記している可能性が高い。※
育成組織出身選手
2~3種で3年(990日)以上の所属歴があれば、A契約選手でもA契約の25人制限から特別に免除される。
※注4:外国籍選手は2~3種で3年間所属していたHG選手でもA契約の25人枠に含まれる(25人の1人としてカウントする)※
以降、免除対象の有無に関して、有〇、無△と表記する。
外国籍選手
J2(J3)では、1試合4選手(J1は5人まで可能)まで登録可能。
※注5:25人内であれば、A契約自体は何人とも締結可能であるが、貴重なA契約枠を使えないケースも考えられる。※
※注6:日本国籍を持たない選手でも、日本で生まれて規定で定める条件をみたせば、1チームに1人に限られるが、外国籍選手とみなさないケースもある。詳しくは、下の規約重要項目を参照※
A契約(B契約)への移行が必要となる条件
C契約が3年経過
もしくは、出場時間が
J1:450分、J2:900分、J3&JFL:1350分
カテゴリーは違う場合は、換算して計算。
天皇杯などのカップ戦も含む。

ご指摘いただいた点について、訂正及び補足いたしましたので、上記の認識でほぼ間違いないと思います。万が一不備や誤りがあり場合は、ご一報いただければ訂正いたします。また、質問や疑問があれば、気軽に声をかけて下さい。可能な範囲で、確認し、場合によっては、補足させていただきます。

注3で、明記されていたサイトはこちらです。

公式規則の重要項目紹介

A契約(B契約)の条件(対象試合)に関しては
「1-3:プロA契約・プロB契約 」参照
外国籍選手の登録数に関しては
「1-5:外国籍選手(2)Jクラブの第1種チーム」参照
登録数の例外(育成組織出身及び在籍選手&同外国籍選手)
に関しては
「1-6選手の登録数③登録数の例外(2)自クラブの育成組織出身及び在籍選手」参照
ホームグロウン選手の登録義務に関しては
「1-6-2:ホームグロウン選手の登録義務」参照
加盟チームの種別に関しては
「2-1:本協会への登録②加盟チームの種別」参照
年度に関しては
「2-1:本協会への登録⑤登録年度(年度)」参照
外国籍選手とみなさない特例に関しては
「2-1:本協会への登録⑨加盟チーム規則第10条に該当する選手の登録」参照
育成型期限付き移籍に関しては
「2-1:本協会への登録⑫登録ウインドーの例外(3)」参照

上記の詳細は、こちらを確認下さい。
プロサッカー選手の契約、登録および移籍に関する規則(公式)
は、こちら
URL:https://www.jfa.jp/documents/pdf/basic/br20.pdf

備考
A契約予想か、A~B契約予想かの区別は、出場機会が多く、主軸選手として活躍しているかどうかなど、出場記録の実績などを総合的に判断して予想しています。

2、 GK選手の契約予想

A契約:2人、A~B契約:1人、C契約:1人
1梅田 透吾(A契約)
13金山 隼樹(A契約)
21馬渡 洋樹(A~B契約)
31谷口 璃成(C契約)

ポイント
21馬渡 洋樹に関しては、出場試合数が少なく、B契約の可能性もある。

3、 DF選手の契約予想

A契約:6人、A契約&外国籍:1人、
A~B契約&HG△:1人、C契約:2人

2廣木 雄磨(A契約)
3阿部 海大(A~B契約&HG△)
4濱田 水輝(A契約)
5柳 育崇(A契約)
11宮崎 智彦(A契約)
16河野 諒祐(A契約)
23ヨルディ・バイス(A契約&外国籍)
26本山 遥(C契約)
41徳元 悠平(A契約)
50杉山 耕二(C契約)

ポイント
杉山選手に関しては、JFLより下のカテゴリーからの移籍であり、C契約と思われる。ちなみに、A~Cの契約はプロ契約であり、東京U時代からC契約であるのかによって、3年経過の時期も変わってくるが、東京Uへの加入自体が、シーズン途中であったため特段留意する必要はない(そのシーズン内はA契約選手枠から免除される特例を継続できるため)。岡山からC契約であれば、今季から3年間経過か、出場時間を満たし次第、A契約(B契約)に移行することとなる。

4、MF選手の契約予想

A契約:5人、A~B契約&HG△予定&外国籍:1人
C契約:3人、C契約&HG〇:1人

6喜山 康平(A契約)
10宮崎 幾笑(A契約)
14田中 雄大(C契約)
17関戸 健二(A契約)
19木村 太哉(A契約)
22佐野 航大(C契約)
27河井 陽介(A契約)
28疋田 優人(C契約)
29ユ・ヨンヒョン(A~B契約&HG△予定&外国籍)
30山田 恭也(C契約&HG〇)

ポイント
ユ選手に関しては、1月31日を迎えるとHG選手となるが、A契約枠に含まれるためB契約の可能性もある。28疋田選手に関しては、A契約の要件を満たしていないためC契約。

5、 FW選手の契約予想

A契約:2人、A契約&外国籍:3人
A~B契約:2人、A~B契約&HG:1人

7チアゴ・アウベス(A契約&外国籍)
9ハン・イグォン(A契約&外国籍)
15ミッチェル・デューク(A契約&外国籍)
18斎藤 和樹(A契約)
20川本 梨誉(A契約)
25野口 竜彦(A~B契約)
32福元 友哉(A~B契約&HG△)
40松木 駿之介(A~B契約)

ポイント
25野口選手は、J2で、40松木選手もJ2+JFLでの合計によりA契約の条件を満たしているが、実績的にB契約の可能性もある。福元選手も、A契約25人枠を免除されないHGの選手であり、実績的にB契約の可能性もあるが、21シーズン時点では、長期離脱の際に登録が抹消されており、A契約であった可能性は高い。

6、 予想分布

GK
A契約:2人、A~B契約:1人、C契約:1人
DF
A契約:6人、A契約&外国籍:1人
A~B契約&HG△:1人、C契約:2人
MF
A契約:5人、A~B契約&HG△予定&外国籍:1人
C契約:3人、C契約&HG〇:1人
FW
A契約:2人、A契約&外国籍:3人
A~B契約:2人、A~B契約&HG△:1人

A契約:25~19人(25人まで)
A契約:15人
A契約&外国籍:4人
A~B契約:5人
A~B契約&外国籍:1人
C契約:7人
ホームグロウン(HG対象選手)
HG〇:1人
HG△:2人
HG△予定:1人

7、分布を踏まえてのまとめ

 最大で25人のA契約の選手がいることが分かりました。地元の新聞で噂されている2選手が加わる可能性があることを考えると、少なくとも2選手はB契約の可能性が高い。仮に2選手が加入したのちに、A契約の可能性の高い選手の補強の動きがあれば、B契約(C契約)の選手が3名以上、存在することを意味します。

 そして、B契約の可能性がある選手の評価が低いわけではなく、潜在能力を評価されているからこそ、そういった契約形態でも岡山の選手としてプレーして欲しいという強化部の意向が働いていると予想される。選手層が厚くなる側面こそありますが、それだけでプロの契約を勝ち取れるほど、プロの世界は甘くない。

 また、A契約や25人枠に含まれないC契約やB契約での選手獲得や、登録ウインドー外でも、C契約の選手(上のカテゴリーであるJ1の2月1日以前に満23歳以下の日本国籍選手)であれば、育成型期限付き移籍の可能性もありますが、情報を整理した限りでは22シーズンの開幕に向けての陣容はほぼ整ったと言えると思います。

 後は、あまり考えたくないですが、成績が伸び悩んだ時に、シーズン途中で、A契約の選手を期限付き移籍や完全移籍によりA契約選手枠を空けるケースや、有力選手の引き抜きに合うケース、夏場までの契約である1梅田選手との契約延長の交渉が決裂して、レンタルバックとなった場合には、緊急補強といったケースも考えられます。

 この辺りは、チームが躍進に期待したいところ。そして、まとめてみましたが、既存選手(戦力)、新人選手(選手層)、HG選手(HG制度対策)、育成組織出身選手(選手層)を考えた時に、出来る限りのことはして、開幕に向けて準備できているという印象も受けます。北川社長の話であった市民クラブでのJ1昇格。難しい目標ですが、成し遂げて欲しいですし、岡山ならできると信じたい。

文章=杉野 雅昭
text=Masaaki Sugino

自己紹介
 某ゲームから野球派からサッカー派へと移籍。当時チーム名が、ジェフユナイテッド市原であった現ジェフユナイテッド千葉に興味を持つ。オシム(監督)と阿部 勇樹(選手)を中心にJリーグと代表をチェックしてきた。2008年より地元クラブであるファジアーノ岡山のサポーターデビュー。そこから、多くのファジの試合を見てきた。忘れることのできないエピソードが年々増え、シーズンを重ねる毎に想いは強く深くなり、2021シーズンは、初めて号泣。心からサッカー好きで、戦術の奥深さや、プレーの凄さなど、サッカーの本質での攻防にフォーカスを当てて、客観性と冷静さを意識した文章を投稿している。そのレビューへと突き動かす原動力は、サッカーへの情熱。熱さと冷静さを兼ね備えたフォーカスを今後も目指して、投稿を目指していくことで、サッカーの魅力の発信と、サッカーを通じた交流による、感動の共有と縁の繋がりが、楽しみ。ただ、たまに調子に乗り過ぎて失敗する悪癖もあるので、治したいとは思っている。そんな私ですが、noteやSNS、スタジアム等で、交流できたら嬉しく思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

試合レビュー

2021ファジアーノ岡山にフォーカス46
J2:第42節:ファジアーノ岡山 vs ジェフユナイテッド千葉
「有難う有馬さん、有難う椎名さん、有難うファジ」

URL:https://note.com/suginote/n/n511a1b501907

まとめ

2022ファジアーノ岡山 にフォーカス2
「木山隆之新監督についての情報まとめ」

URL:https://note.com/suginote/n/na7a6e0f1028c

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