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続編で滑ったものとそうでないものの差は何か。

最初の作品がヒットして続編が作られるのは珍しいことではありません。むしろ興行的に考えたら当たり前のことですね。

でも監督が変わったりして滑る作品の方が多く、「2作目のジンクス」とも言われるくらい。今では続編が出ていても惰性な感じばかり。ず〜っと前作を越え続けるのはムリにしても、2作目くらいはせめて頑張って欲しい。

ここでは『ハリー・ポッター』や『ロード・オブ・ザ・リング』みたいにあらかじめ続編が決まってた作品は除きます。基本的に1作目と2作目の比較です。

有名な成功例(だと思っている)のは
ターミネーター
https://filmarks.com/movies/2588

ターミネーター2
https://filmarks.com/movies/33388

どちらも監督は「ジェームズ・キャメロン」。メインキャストも「アーノルド・シュワルツェネッガー」と「リンダ・ハミルトン」は変わらず。2がパワーアップしたのは、さらに「エドワード・ファーロング」という新星が加わったのもあるし、ターミネーターが味方になったのも大きいかもしれません。敵もパワーアップしましたしね。

あとは「エイリアン」
https://filmarks.com/movies/34033

「エイリアン2」
https://filmarks.com/movies/29263

こちらは自分的に観た順番が「2」→「1」(厳密に言えば2→3→4→1)ですけど、1の面白さをちゃんと2は上回っていました。

これは「1」の『リドリー・スコット』から「2」は『ジェームズ・キャメロン』になり、主役は「シガニー・ウィーヴァー」は変わらず。エイリアンも一匹からクイーンエイリアン含む大人数にパワーアップ。

そして大失敗だと思っているのは
「バタフライ・エフェクト2」
https://filmarks.com/movies/11060

前作のバタフライ・エフェクトが傑作だったのもありますけど、これはあまりに酷いと思います。もちろん監督、主演は違いますし、前作との繋がりもあまりない。

一番は前作で感銘を受けたところが全く無かったということだと思ってます。ある程度違うという覚悟はあったにも関わらずガックリきました。

さらに「REC2」
https://filmarks.com/movies/24675

自分的に「感染者」もの「P.O.V」の傑作だと思っている「REC」の続編として楽しみにしていましたが、見事に打ち砕かれました。

監督もメインキャストも同じ、話もRECの正式な続編であるにも関わらずなぜダメかというと、「ゾンビ系からエクソシスト系」に変わってしまったこと。それで面白くなっていればまだしも、かえってワケわからなくなってしまってる。

気持ち的に「ターミネーターは機械じゃなくて宇宙人なんだ!」くらいの設定変更。

逆にたくさん続編が出てシリーズ化してるのは「トントン」くらいなのが多いと思います。良い意味でのマンネリ。

自分が好きな「SAW」シリーズもストーリー展開や伏線はあれど、やってることはほとんど同じ。

「パラノーマル・アクティビティ」シリーズ
なんかほぼ変わらないですからね。

もはや最終着地点を見失ってると思いますが…。

自分的に「パラノーマル・アクティビティ 第2章 TOKYO NIGHT」が好きでした。

まとめると長続きさせるなら「冒険」しない方がいいんじゃないかと。

ヒットした前作を越えるつもりなら「冒険」しないと越えられない。一番マズイのは「期間が空いて」、「監督が変わって」、「予算がたくさん」、「奇をてらう」かな。

でもなんだかんだで自分は気に入ってしまったら全部観てしまうんですよね。実際自分が面白かった続編も、面白くなかった続編も逆の意見もあるかもしれないし。

あくまで他人の意見は参考までに。

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