見出し画像

【はかせ日記】22/1/4 『北斎漫画』再見。我が映画デビューシーン発掘。ベンガル料理『トルカリ』のチキンカレー。小杉湯となりでマキタスポーツの小説『雌伏三十年』ゲラ読了。

博士の悪童日記 2022年1月4日(火曜)

5時起床。
昨夜未明に配信された、
町山智浩さんとのYouTubeを確認。

サムネ__002_003



2度寝。7時半再起床。

昨日の日記を書く。

後輩のドルフィンソングの三木くんに
ツイキャスでの寝落ち、
起こされるところを確認。

二日酔いでモーニング作りをパスする。

地下のDVD置き場から発掘。
『北斎漫画』(1981)

画像25


地方自主映画の雄であり
脚本家の田辺泰士の肝いりで、
当時、映画の裏方志望だった僕は、
この映画の倉敷ロケのスタッフに
高校生ながら入っていた。

その話は、
一回目の『森田芳光全映画』の対談で、
RHYMESTER宇多丸さんに
初めて申し上げたが、
あれは妄想なのかもしれんと、
この映画のボクの出演シーンを探す。

画像14

ここに出てくる大工がボクだ。

画像15

19歳の時──。

倉敷民芸館が女優の控室に使われ、
映画の舞台裏で、
樋口可南子と田中裕子が初めて会って
「はじめまして!」
と挨拶を交わす瞬間を見ていた。

あのとき、ふたりに下駄を揃えていたのもボクだ。

「『北斎タコ責め』しか覚えていない」
と宇多丸さんも言っていたが、
改めて見直して、
当時の女優の脱ぎっぷりに驚く。

「ずばりサタデー」の前乗り日、
名古屋CBCで、
北野誠さんと『深夜の雑談』を収録する。

そのスケジュールを年末、
名古屋の現場でスタッフから初めて聞いた。

事前にボクが知らされていないのだ。
もう、相変わらずだな……。

誠さんの、その月イチ番組があるのも知らなかったが、
TBSラジオの「世紀の雑談」は
よく出演していたし、よく聞いていた。

12月放送の、
相棒(玉袋)が出演しているYouTube版を
ファンに教えてもらう。

北野誠さんが、謹慎期間中に、
志の輔師匠を通して、
立川流Bコースに行こうとした話、初めて聞いたな。

昼、カレーが食べたくなり、
エリックサウスへ向かう。
まだ開店してなくて他のカレー店を探す。

アド街ック天国。

画像6

いつの間にか『大一市場』へ。
すっかり、この一角は、
高円寺一のエスニックグルメタウンになっている。
何処へ行ってもハズレなしだ。

画像2

以前にもその味の虜になった、
ベンガル料理の『トルカリ』へ。

チキンカレーを注文。

画像5

画像3

画像4

ごはんを、豆の混ぜご飯のキチュリに変更。

しかし、しかし、最の!!高よ!!

これは、もっと他のメニューも制覇しようと思ったが、
レジで会計すると、
1月8日までで一旦、閉店とのこと。
(その後、再開の予定です)

高円寺駅前の『文禄堂』へ。

画像7

現在は我が『藝人春秋Diary』は5位なり。

ここで買うと、サイン、押印ありでオマケ付きだ。

画像21

文庫の『藝人春秋』も置かれている。

画像22

文禄堂の入り口に展開する文禄堂アウトレットブックス。
取次を通さず、50%OFFで売られている。

画像8

長く並べられていて、
今も売れ残る3冊を、
「やっぱりこの本はオレのだろ!」
と思ってようやく購入。

画像9

道祖神に挨拶。

画像10

『小杉湯となり』へ。

隣には、元パンクラス王者の井上学くん。

本当に一年中、お勉強をしている。
帰り際に、小説の話。

画像11

この本を薦められる。

画像17


ボクも井上くんの隣りに座って全集中。

マキタスポーツの小説『雌伏三十年』をゲラ読み。

440Pのうち、200Pは既に読んだ。
残りを一気読み。

画像12

自伝的私小説。

途中、マキタスポーツの『人生ゲーム』を
一緒に味わっている錯覚に陥った。

小説を読むことは、自分以外の誰かの、
人生ゲームのプレイに参加しているのに似ている。

階下に降りると、新年会で、
本当に会員さんたちが、
『人生ゲーム』をやっていて、
その偶然に驚いた。

画像16

そのなかにいた、ゲーム作家の日高さんと、
しばし、『人生ゲーム』のうんちくを語り合う。

マキタスポーツの私小説ほど、
ボクが出てくる登場人物の全てに面識がある
小説はかつて読んだことがない。

芸能界に入ってからの話は
文字通りの一気読みで
ページを捲るスピードが止まらない。

私小説は主観だ。
視点と有理は常に主人公にある。
自分の観念に於いて、
自分以外の他人は全て端役だ。

それを思えば全ての人間が、
「人生は舞台、あなたが主役」なのだ。

今のマキタスポーツ家の成功を思えば、
過去の「雌伏」は、そして「どん底」には
忍びなくて何度も泣かされた。

その頃に、マキタスポーツは既にボクの人生の
一登場人物だが、思い入れのある「脇役」
でしかなかったからだ。

あのときの、このときの、一緒に居た、
マキタスポーツの主観を、
初めて知ることが多々あった。

田舎の商家の二人兄弟の次男に生まれて、
上京して、何者かになるべく悶々とするのは、
ボクの境遇とそっくり同じなだけに、
田舎や親への思いや、恨みや、
今の境地では恩返ししたい、
その郷愁はよくわかる。

彼が最後に描く山梨の葬式にも
家族で列席したのは、
『藝人春秋2』にも描いた。

数々の歌詞の引用がある。
マキタ学級の長きレパートリー『ギター剣道』が
これほど重要な曲であることには、
気がついていなかった。

そしてマキタスポーツの『オレの歌』は
元々大好きな曲なのだが、
この小説のタイトルでも良いと思った。

昨年来、仕事で小説を随分読んでいるので、
小説論も体内で沸騰する。
今度、一編集者として、
マキタスポーツと語り合いたい。

小杉湯へ。

画像18

薄着だったので、
水風呂に入らなかったが……悔いる。

体重はあれだけ、
年末年始食べたが+1キロの
66キロだったな。

今日発売のサンデー毎日。

画像19

『藝人春秋』は『藝人余禄』と題名を変えて、
密かに不定期連載している。
ちなみに「余禄」とは
毎日新聞の長期連載の新聞随想のタイトルだ。

画像20

帰宅後、ようやく加湿器が届いた。
カビが発生するので、
安価なものを毎年買うことにした。

夜、ビーフシチュー。

画像23

叉焼をツマミに、ツイキャス、1時間強。

画像24

今日は占いをいかに信じないか、語っていた。
3日連続の寝落ちは、避けられた。

明日は、仕事初めだ。
第一回 はかせ大賞を発表する。

画像25


サポートありがとうございます。 執筆活動の糧にして頑張ります!