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結婚とは何か? 魂の伴侶を求めて

「結婚する意味や理由が分からない」

これは鑑定の現場で私がよく投げかけられるセリフです。男女関係なくどちらからも言われますので、独身者の間でこのフレーズが流行っているのかもしれませんね。

「理由が分からないから結婚したくない」というのは一見論理的に聞こえますが、よくよく話を聞いてみると「面倒なことにはできるだけ手を出したくない」と自己中心的な言い訳であることがほとんどです。そもそも彼らが私に問いかけている「意味」ってのは「結婚したら私にどんなメリットがありますか?」という損得勘定の話なのです。

その空虚な言葉には「誰かを幸せにしたい」とか「天命を果たしたい」いうような人間らしい崇高な理想は感じられません。

だから、こういう質問をされた場合は「だったら、あなたは自分の生きている意味を知っているんですか?」と返答することにしています。

理由も分からないままダラダラ生きている人間が、結婚だけは「意味が分からないからしない」というのは決して論理的な態度とは言えないのではないでしょうか?

たとえ今のあなたに分からなくても「運命学的な意味」は間違いなくありますし、しかもその意味は「実際に結婚した人にしか理解できない」という巧妙な仕掛けになっているのです。本気で意味を知りたいなら「実際に体験してみるしかない」ということですね。
ロクな人生経験もない癖に、平然と恋愛や子育ての攻略本を出している某メンタリストみたいな「頭でっかちのマニュアル人生」を送ってはいけません。

愛する異性の脇で目覚める朝の幸福感を理解できるのは、それを実際に体験した人だけです。マニュアル本を読んだけで人生を分かった気になっている猫好きメンタリストには決して到達できない心境なのです。
そもそも「他人を意のままに操る心理テクニック」なんて、誰かを愛する時に必要ですかね?それはただ単に彼が「他人に拒絶されて恥をかくこと」を恐れているからに過ぎませんし、その恐れを乗り越えられないから、彼は今でも「猫しか愛せない」のです。

パイナップルを一度も食べたことがない人に、言葉でパイナップルの味を理解させられるわけはないんですから、味が知りたければ「食ってみろ」ってことなんですね。ただそれだけのことに解説本や指南書を持ち出す必要はありません。

要するに結婚を拒否している人達は「パイナップルは酸っぱいって本で読みました。だから私は食べたくありません」みたいなことを言っているわけです。うるせーっ、ガタガタ言わずに、とりあえず食えっ!感想は後からゆっくり聞いてやるっ!(笑)。

これと同じように「神の意図」が知りたいのであれば、自分のすべてを投げ出して、その壮大な計画に参加してみるしかありません。「自分が稼いだお金を他人のために使うのは惜しい」「ゲームする時間が無くなる」「家の中で他人に気を使いたくない」・・・言い訳は人それぞれたくさんあるでしょうが、その理由って「神があなたのために用意してくれた完璧な人生計画」に参加するよりも重大な話でしょうかね?

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