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灯油の音楽聴くと一気に少年時代に引き戻される

灯油の音楽ってなんだよって感じだけど、ピンとくる人にはくると思う。

16時過ぎかな、あたりはまだ陽が落ち切る前で、ほんのり明るさを残している。寒くて外に出る人もなく、街は静寂。部屋には僕ひとり。そんな中、灯油販売の音楽が聴こえる。僕が意識している限りでは20年前からこの音楽はかわらない。流石に灯油単価は変わっているんだろうけど。

この音を聞くと少年時代に引き戻される。電気ストーブにあたるため、机の下に潜り、教育テレビを見ながら家族の帰りを待つ。もう暗いんだけど、電気をつけるのも億劫で、ブラウン管の画面とテレビ本体のスイッチ真横の緑のランプだけが部屋を照らしている。

寂しい記憶ではないはずなんだけど、どうしてこんなに切なくなるんだろう。

そういえばこの灯油販売のトラック、見たことないな。そもそもトラックなのか?

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