基本情報技術者試験、合格までにやったこと
令和4年度上期の基本情報技術者試験に合格しました。正式な発表はまだ先ですが、午前・午後ともに8割超えているので大丈夫でしょう。
合格のための勉強方法や書籍と、試験日当日にやることを紹介します。
もしお時間がない方は、最後の「まとめ」だけでも読んでみてくださいね。
基本情報技術者試験ってなに?
まず「情報処理技術者」が何なのかということなのですが、IPAでは下記の通り説明されています。
「基本情報技術者試験」はそのベースとなる第一歩ですね。
実際に役に立つの?現場では不要説も・・・
結論、役に立ちます。少なくともITに関わる方であれば、あえて避ける理由はないと考えます。
「基本情報技術者試験」の学習を通して、コンピューティング基礎、ネットワーク、ハードウェア、ソフトウェア開発、データベース、プロジェクトマネジメントの手法が体系的に理解出来ます。
昨今、WEBエンジニアを目指す方が多いかと思いますが、その領域はソフトウェア開発(≒言語レイヤー)にとどまりません。
基本情報技術者試験の内容をすべて理解する必要はないですが、開発の周辺知識を引き出しとして持っているかどうかはかなり違います。
私自身、マネジメントや採用に関わる事が多いのですが、領域を横断できる方は非常に魅力に感じます。
「基本情報技術」に合格しているということは、その知識レベルを客観的に証明することになります。
どれくらい勉強したの?
着手自体は試験日の6ヶ月前。追い込み始めたのは2ヶ月前です。それまではおサボり状態でした。午後試験の2週間は毎日大問を1~3問ほど解いていました。
しっかり計画的に学習できれば、4ヶ月あれば十分かなと今ではおもいます。
何で勉強したの?
参考書、過去問、ウェブサイトで学習しました。
参考書
【Kindle版】
【書籍版】
まずは有名な「キタミ式」。平易な文章でイラストも記載されておりとても親しみやすいです。章ごとに過去問もあるので、知識の定着の程度を図ることができます。自分の理解度は気にせず、通しで2回ほど目を通したのち、過去問に移ります。
過去問
【Kindle版】
【書籍版】
こちらの過去問は予想問題もついており、試験前の力試しができます。予想問題も含めて、計4回分の過去問があります。
こちらは午前試験が分野ごとにまとめられています。1問1ページの構成で、スマホやタブレットでとても見やすく、移動中も解けます。Kindle unlimitedで0円で購入でき、しっかりと解説もあるのでかなりおすすめです。
勉強のコツは?
基本的には「わからなくても気にしない」スタンスが大事です。回数をこなせば俯瞰的に理解してきますし、理解できなくても回答が記憶に定着します。
教材はすべてKindle(電子版)をおすすめします。場所や時間の制約がなくなるので、勉強に取り掛かる心理的ハードルもぐっと低くなります。
仮に試験日を10月としたとき、以下の方法がおすすめです。
5~6月:キタミ式をゆるく目を通す
7月:午前過去問を解き始める、わからなくてもサクサク進める
8月:過去問の正答率が6割くらいをめざす
9月:午後過去問を解き始める、午前試験は移動中やスキマ時間にやる
10月:午前試験を受ける
11月:午後試験を受ける
午後試験全然わからん
自分もそうでした。ただ、確実に出題される「情報セキュリティ」「アルゴリズム」「プログラミング」をしっかり復習すれば、その他の大問も自然と
解けるようになります。
いまはYoutubeで解説動画を出してくださっている方も多いので、ぜひ参考にしてみてください。本当にわかりやすいですよ。
30分ほど時間がとれそうな日は午後試験の過去問に取り組みましょう。最初は文章読むだけで終わるかもしれませんが、だんだん短縮できます。「まとめて時間をとって取り組もう!」としても集中力が続かないので、ちょっとずつ、とりあえず継続することが大事です。
また、午前と午後は別日に受験できます。試験は2ヶ月ほど開催されるので、はやめに午前試験をうけて、午後試験にむけて集中して取り組める状態にしましょう。
午後の過去問は4回×2週やりました。「情報セキュリティ」「アルゴリズム」「プログラミング」は過去問道場を活用して、それぞれ3回分ほど遡りました。
当日はなにしてた?
試験時間3時間ほど前に食事を済ませ、時間があればパラパラ参考書を振り返ります。苦手分野や知識の定着があいまいなところをおさらいしておきましょう。午後は情報セキュリティが知識ありきな問題もあるので、過去問をもとにおさらいしましょう。
まとめ
基本情報技術者はあって損することは絶対にない
勉強は4~6ヶ月くらい前からゆるく始めよう
参考書、過去問は電子版を買おう
理解できなくても気にしない、とりあえずサクサク進めていこう
午前試験と午後試験は別日に受験できる、早めに午前試験を終わらそう
午後試験は毎日30分を目安に取り組もう、継続が大事
わからない問題や知識はYoutubeで検索してみよう
試験当日は3時間前くらいに食事を取ろう
試験当日は苦手分野をおさらいしよう
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