<雑記①>民俗芸能、まじない、いざなぎ流
noteを始めて3記事め。
アカウントを作るまで知らなかったのですが、noteというプラットフォームは自分語りが受け入れられやすい世界なのですね。
SNSは主にTwitterを使用していますが、ここ数年は自分語りや深夜のポエムなどを書くのを憚られる空気を感じ、ポエム欲が発散できていませんでした。
有益な情報を書かなきゃいけないという思い込みがあり、心の風景を表現することを長らくしていなかったように思います。
自分が書くのも、他人のものを読むのも好きだったはずなのに。
これからはnoteで思うがままに好きなことを書いていきます。
前回は以下の記事を書きました。
▼自己紹介
▼仏スポットの記録
今回は、神仏を愛好するきっかけとなった出来事や、影響を受けた本や漫画、そして神仏愛を深めていく中で出会ったものについて書きたいと思います。
「はじめに」でも触れましたが、2013年頃からの10年くらい私の興味の中心はお祭りや盆踊り、民俗芸能、そしてそれらに付随する人々の暮らしや音楽でした。
お祭りや民俗芸能は、信仰と深く結びついていたり、そのものが神事や法会であることも多いです。
芸能の「芸」の部分ももちろん大切ですが、興味が深まってくると、それらを行う意味や背景も知りたくなる。
ある時に気になったのは「まじない」でした。
漢字で書くと「呪い」ですね。
「のろい」とも読めますが「まじない」です。
例えば、豊作を祈願するため神様を楽しませるために歌ったり舞ったりするわけですね。
科学的なこと、目に見えることしか信じない人からすると、そもそも神様ってなんだよという話です。歌ったり舞ったりして稲が伸びるわけなかろうと思うわけですよね。そういう人の考えも理解できます。
それでも、何百年何千年前から伝わる行事をずっと続け、今も大切にしている人たちがいる。
私はその心や行いを美しいと感じるし、胸を打たれます。
東京都板橋区で今も続く田遊び行事。
毎年2月11日に徳丸北野神社で、13日に赤塚諏訪神社で行われています。
民俗芸能の多くは「まじない」でもあります。
豊作を願うようなポジティブな「まじない」があれば、ネガティブな「まじない」=「のろい」も現代にあるのだろうか。
おりしも「呪術廻戦」ブームで、世間でも「呪術」が関心を集め、それらの情報にアクセスしやすい状況でもありました。
この本は、2016年に新潟県立歴史博物館で開催された企画展「おふだにねがいをー呪符ー」の図録をベースに新たな書き下ろしを加え、2020年に書籍化されたもの。
展示では「人をのろう」おふだやまじないは取りあげなかったが、来場者の中には「人をのろう」展示を期待した人が少なくなかったようだ。
この本では、その期待に応えるべく歴史上の呪詛事件や呪物についても多くの記載がある。
元が図録のためか、写真や文字も大きくフルカラーで読みやすい書籍ではあるが、呪術マニア(?)には物足りない内容ではあるかもしれない。
巻末の主要参考文献には多くの関連書籍がジャンルごとにわかれて記載されているので、それを参考にしてさらなる深みに進むのも楽しい。
「いざなぎ流」は、高知県の山間部である香美市物部町に伝わる民間信仰で、神道、仏教、密教、陰陽道、修験道や自然信仰などが混淆した独自の信仰である。
1999年3月、15年ぶりに開催された日月祭は「最後の大祭」と銘打たれ、多くの愛好者や研究者が押し寄せたそうだ。
この本はその2年後に出版され、さらに増補版が2019年に出版されている。
文庫とはいえ、濃い〜内容が500ページ以上ある本なので、私もまだすべては読めておらず、興味のある部分をつまんで読んでいる状況です。
いざなぎ流については、ネット上の真偽不明な情報も多く、都市伝説のように語られオカルト好きの中では知る人が多いと思う。
私自身も、いざなぎ流の名を初めて知ったのはそういった文脈からであった。
いざなぎ流神楽保存会は今でも活動しており、1ヶ月前に予約すれば、舞の鑑賞や体験もできるそうだ。
最低10人集めないといけないので…誰か…🛌
と、ここで2000文字を超えてしまったので、一旦終わりにします。
本2冊しか紹介できませんでしたが、どちらも新品で手に入る本なので、興味があれば手に取ってみてください!
つづく
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