Sumi

30代。読書と猫とコーヒーが好き。うつ療養中。介護士です。

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30代。読書と猫とコーヒーが好き。うつ療養中。介護士です。

最近の記事

「やりたくないことはしない」

適応障害と診断され仕事に行けなくなり、動かない体を姉宅で療養していたとき。 「やりたくないことはしない」 と姉から言われた。 私が「あれが心配だ」「これをやらなきゃ」「職場に迷惑が」「生活が」などとガタガタ言っていた時に、たしか言われたのだと思う。 わりと衝撃だった。 やりたくないことはしない?! 生きていけるのそれで? しかし実際、姉の言う通りになった。 「やりたくないこと」をやろうとすると、一度メンタルブレイクを起こした私の体は、わかりやすく拒否反応を起こして、動

    • 泣かなくなった

      すごく涙もろかったのに、最近泣かなくなった。 映画『BLUE GIANT』をAmazonプライムで観た。「泣いた」と人が話すのを聞いていたし、ぐっと胸にくるシーンがあり、ジャズの演奏シーンは素晴らしかった。 以前の自分だったら間違いなくぼろぼろ泣いていただろう、と思いながら、まったく泣かなくなったことを不思議に思った。 前はニュースで死者が出た報道を見ると泣いていたし、YouTubeで好きな歌手の歌唱動画を見るだけで泣いていた。 そもそも夕方になると気分不安定になって毎日泣

      • 人を信頼するのが怖い

        と思って、咽び泣いていた。 1年くらい前のことだ。 今付き合っているパートナーと、付き合い始めて少し経った頃。 * * 私は基本的に人間不信だった。 人見知りも激しい。 根底に「人間は怖い」という意識がある。 それは、基本的人間関係である親との関係が、恐怖と支配だったからだろうと思う。 いつも人前では緊張してしまう。 人間不信に拍車をかけたのは、 性犯罪の被害に遭ったこと、 初めて付き合った男性から手酷い裏切りを受けたこと、もある。 男性不信が特に強くなった。 性犯罪

        • 凍りついた怒り

          感情は、処理しきれないほど強く大きなものだったとき、冷凍保存されるという。 そのままを感じて心が壊れないように。 心を守るための一時的な処理だ。 感情は凍っているだけで、たしかにそこにある。 処理されない限り、心のなかに重苦しく居座り続ける。 似た経験をしたときに感情が刺激され、強く揺さぶられたりもする。 フラッシュバックだ。 これはトラウマの話。 下記の本に詳しいので、興味のある方は読んでみてほしい。 最近、わたしは猛烈に怒った。 暴れて泣き叫んだ。 壁を殴り、

        「やりたくないことはしない」

          親と縁を切った

          もう7年も前になる。 「娘は死んだものと思ってください」 「自立してください」 と伝えた上で、実家の電話番号を着信拒否した。 新しい住所は知らせなかった。 それっきりだ。 両親は離婚している。 父親とは一緒に住んでいた記憶がほぼ無く、家族という実感は薄い。 その父とは今も関係が繋がっている。 なのに女手一つで子供を育てた母との縁を切ってしまった。皮肉なものだと思う。 縁を切ったら楽になったりせいせいしたりするかというと、まったく違った。 物理的な関わりを断つことでの

          親と縁を切った