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母と同時にゴールイン!短期間で2回も苗字を変えた私が選択的夫婦別姓について考えてみた

はじめに

昨年、かねてよりお付き合いしていた彼と結婚しました❤️

そのとき丁度、世間の話題は『選択的夫婦別姓』。私も、「自分が結婚する前には別姓アリになるかな~」と思っていましたが、予想以上に早く結婚しちゃいまして夢かなわず。

学生結婚だったため、時間を持て余した大学生の私はマイペースに色々な氏名変更手続きを進めるわけですが…

実は、今回、私の結婚と母の再婚がほぼ同時!!!そのため、私は短期間で苗字を「高橋→千葉→村井」と2回も変更しなければなりませんでした。おかげで、氏名変更のプロフェッショナル。

結婚した後、姓を変更する側が一体どのくらい時間・手間・コストをかけて手続きしているのか私が体験した一部を紹介していきます😊


戸籍謄本

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時間:★★★★☆ 手間:☆☆☆☆☆ コスト:☆☆☆☆☆

最も基本的な戸籍謄本。実は婚姻届を提出すると自動的に変更されるから手続きの必要なし!新しい苗字もしっかり反映されます。自治体にもよるけど、反映されるのは結婚届を出した1週間後くらいなので、すぐに戸籍謄本がゲットできるわけではないことに注意⚠️

個人番号(マイナンバー)カード

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時間:☆☆☆☆☆ 手間:★★☆☆☆ コスト:☆☆☆☆☆

そもそも個人番号カードを持っていなかった私。一から発行するには、色々書類も必要だし、時間もかかるし、面倒だったので、結婚する前の余裕のある時に発行しておくのがおススメです。2021年3月までにカードを発行すればマイナポイントが5000円分ゲットできるので、まだの方は是非!(マイナポイントについてはコチラ)

氏名変更に関しては超簡単!カードだから区役所には行かなきゃいけないものの、区役所でもらえる名義変更の申請書を記入して提出すればその場でカードに新姓を記載して発行してくれる。

結婚後は、マイナンバーカードの氏名変更を一番にやることがおススメ!

簡単なだけでなく、旧姓まで明記されることがおススメの理由!結婚の際に、姓を変更する側にとって困ることは旧姓を証明できないこと。旧姓で届いた郵便物が受け取れない…とか、今後の氏名変更手続きでも氏名変更を証明する書類が必要…ってなること割とあるんです。これひとつで簡単に色々な手続きができちゃうので、旧姓を持つ人たちにとってはとても便利!

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(実は個人番号カード、トップに書かれてある氏名は、旧姓のままな。少しわかりにくいけど、新しい氏名は右下の青枠に小さく記入されます。)


保険証

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時間:★★★★★ 手間:★★★☆☆ コスト:☆☆☆☆☆

医療機関を受診する際に、絶対必要な保険証。私が1番改善すべきだと思う手続き。なんたって手元に来るまでに時間がかかる。

保険って人によって社会保険だったり国民健康保険だったりと様々。更に結婚したことによって、パートナーの扶養に入るのか入らないのかという点も関わってきます。氏名変更の仕方は、加入している保険によって変わるのですが、マイナンバーカードの登場により、以前よりどちらの手続きも多少簡素化されたみたい。

社会保険の場合は、自分の会社、もしくはパートナーの会社(*扶養に入る場合)に申し出る必要があります。国民健康保険の場合は、役所へ出向かなければなりません。

私の場合は特殊ですが、結婚したものの、学生のうちは親の国民健康保険にいれてもらうことになっていました。しかし、実家は遠いため、母が代わりに役所へ行き、手続きをおこなってくれました。実際、保険証が郵送で届いたのは、手続きから1か月後。この氏名変更は親にお願いしてしまいましたが、定期的に医療機関に通っていた私にとっては、なかなか新しい保険証が手元に来ず、とても不満でした。

定期的に通院していた病院では、結婚後に新姓の身分証明書とやむを得ず旧姓の保険証を提示すると「あなたは、村井なの?高橋なの?千葉なの?なんなの!?ちゃんと手続きしてるの!?」と病院の窓口でおばちゃんに嫌みを言われました🥲氏名変更に時間がかかるんですから、結婚後しばらくは、あらゆる部分で苗字のズレが出てくる人って少なくないと思うのですが…

国民健康保険だけでなく、社会保険における氏名変更及び保険証発行には2週間から4週間ほどかかることもあるので、結婚したらできるだけ早くやっておきたいですね!いつなんどき医療機関にかかるかわかりませんから!


パスポート


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時間:★★★★☆ 手間:★★★★★ コスト:★★★★★

身分証明書として使えるパスポート、実は一番面倒でコストもかかる。申請書や古いパスポートのほかに新しい戸籍謄本や顔写真を改めて準備する必要あり。手数料も6000円近く取られます。受け取れるのは、窓口にもよりますが大体申請日より1週間前後。

他に身分証明書があって、海外旅行に行く予定が近々ないのであれば後回しでOK。私は、丁度パスポートが切れたタイミングで申請に行きましたが、窓口も住んでるところによっては遠いところもあるので、余裕のある時に行きましょう!


学生証

時間:★★☆☆☆ 手間:★★☆☆☆ コスト:★☆☆☆☆

重要度はそれほど高くない学生証ですが、私にとっては大事な身分証明書のひとつ!変更し忘れていたからといって、成績等に影響するわけではないので、学期末のテストやレポートが終わったあたりの切りのいいタイミングで学生窓口に問い合わせるのがおススメです。

必要書類や手数料は学校ごとにことなるのですが、紛失に伴う学生証再発行と同じような感覚で進みました。コロナ禍だとオンライン対応してくれるところも多いみたい!


キャッシュカード・通帳

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時間:★☆☆☆☆ 手間:★★★☆☆ コスト:☆☆☆☆☆

今や、インターネットバンキングの時代ですので、オンラインでの口座の名義変更も可能になってきていますが、地銀レベルではまだまだオンラインで対応をしていません。銀行に出向かなければいけないのは区役所に行くのと同じくらい億劫です。何枚か書類を書かされたのと、今時”印鑑”も必要なんです。わざわざ新姓の印鑑を買いたくない~😭と思い、旦那のものを持っていきました。ちなみに名前の印鑑は苗字を変更した結婚後も使用できるのでおススメです!


クレジットカード

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時間:★★★★★ 手間:★★★★☆ コスト:☆☆☆☆☆

私は楽天カード利用者なので他のカードはわかりませんが、おそらくほとんどが郵送によるやりとり。インターネット上で申請するものの、それだけでは変更できないので、後日「改姓改名申請書」なるものが送られてきました。そこに必要事項を記入、捺印し、送り返します。受理され次第、名義が変更されたカードが送られてくるわけですが…この郵送キャッチボール、多分今の若い世代にとっては結構苦痛。早く、オンライン申請できるようになれ~


その他の氏名変更手続き

今まで主要な氏名変更手続きを紹介しましたが、この他にも氏名変更をしなければいけないものは沢山。私自身も今後やらなければいけない手続きとして、職場での氏名変更携帯の名義変更、Eコマースの氏名変更(楽天、アマゾン、奨学金の氏名変更などなど...やらなければいけないことは沢山あります。優先順位は高くないにしても、いずれはやらなければ。

私は学生結婚だったため比較的楽だったかもしれませんが、独身期間が長い分、旧姓で登録しているものって多くなっていきますよね?運転免許証、保健、その他メンバーズカードなど、私たちは日常の中であらゆる場所に氏名を登録しているわけですから、それを一新しなければいけないなんて本当に大変。


選択的夫婦別姓について

今回は、結婚した後の氏名変更の手続きについて一部を紹介しました!私自身は、自分の苗字にこだわりもないし、氏名変更手続きよりも事実婚や選択的夫婦別姓について親戚に理解してもらうことに労力を使う方が面倒だったので、すんなり宿命として受け入れました。

ただ

私も「自分が結婚する前に選択的夫婦別姓認められないかな~」と思っていたことは事実。

今の世の中、結婚する女性って、私みたいな暇な学生ではなくて、大半が男性と同じように働いている女性なのに…今まで紹介してきたような、いや、それ以上の変更手続きを女性だけ(現代では女性が苗字を変更することが一般的と考えられていることより)が背負わされるなんて可笑しな話だなと思います。

もちろん、同姓制度に反対しているわけではなくて、今はファーストネームでさえ自由に変えられるのに、結婚するときは苗字を選択する自由がないなんて...と違和感を感じているのです。

もしこのままの制度でいくならば、もっと姓を変えない側が姓を変える側の代理で氏名変更の手続きができる仕組みだったり、それこそ現代の技術でスマホから秒で一気に氏名変更だったりができたらいいのに…🥺と個人的には思います。

私も氏名を変えるために、銀行・区役所・パスポートセンターに出向いたり、実家の母親に色々な必要書類を送ってもらったりと、時間も手間もかかりました。しかもそういうところって、平日にしかやっていないから社会人だったら相当大変だったろうなと。

おわりに

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まだ結婚を経験していない同年代たちの中で『選択的夫婦別姓』が話題になっていたので、「実際に同姓にすると何が大変だったのか」を知ってもらえたらなと思い寄稿しました。きっと色んな考えの人がいるだろうけど、結婚そのものについてもどんどん考え方が変わってきている現代で、これからを担う若い世代の人たちがもっと生きやすい世の中や社会をつくっていけたらいいなと思います。





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