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いちご同盟(三田誠広)

前に古本で買ったまま、本棚に仕舞ってあった小説「いちご同盟(三田誠広)」が、この間観たアニメ「四月は君の嘘」(原作:マンガ)の話の中でちょっと出てきたので、本棚から取り出し読んでみた。

この「いちご同盟」は、生と死と恋愛と友情を扱った内容で、中学の国語の教科書に載っていたり、映画化、教育テレビでドラマ化されていたりしているらしい。

ここから先、ネタバレ注意









神経質で冴えないピアノの上手い少年・良一、野球部エースで女子に大人気の少年・徹也、重度の腫瘍で入院中の少女・直美、この3人が中心で話は進む。

徹也と直美は幼なじみでお互い特別な存在。しかし徹也を通して出逢った良一に、直美の心は・・・。

話の終盤に徹也は良一に言う、

「おれはいつか、誘惑に負ける。そんな予感がする。」

「約束をわすれるなよ。お前だけが頼りだ。お前が直美のことを忘れたら、この地上から、直美の思い出が消えてしまう。憶えていろよ。そして、百まで生きろ」

胸をキュッと締め付けられるよな言葉をかけるのですが、俺には、徹也が良一に呪縛をかけたようにしか思えない。

神経質な良一が徹也の云うことを百年も守ったら、良一は幸せにはなれない。

いつかは、さよなら しなきゃ。


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