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次女から彼女ができたとカミングアウトされた日


ごきげんよう

自己紹介で書き忘れたことを思い出したすみれです。

いまでこそ

ジェンダーフリーとか

男性化 女性化とか

ドラマも多く放映されていますが

次女からカミングアウトされたのは

13年前の高校2年生の時でした.......


次女は二つ上の姉が色々手がかかったので

あまり手を掛けてあげられませんでした。

今でも時々思い出すのですが

団地に住んでいた頃

次女が昼寝をしている間に

3歳になる長女と公園に行って帰ってきたら

寝ているはずの次女の姿がありません。

するとトイレの方からか弱い泣き声がするでは

ありませんか。

そこには

便座にすっぽりお尻がはまって

泣いている次女の姿がありました。

冷静に考えると

まだよちよち歩きで 頭から便器に落ちていたら

と思うとゾッとする出来事です。

今なら、虐待と言われても仕方ないことなのに

便器にはまってる姿を見て思わず

笑ってしまった とんでもない母なのでした。

すぐ抱っこして次女に謝りましたけど

最近になって よく思い出すのです。

ほんと次女には申し訳ないことをしたなぁと。


そんな母でしたが

次女はしっかりもので

真面目で学級委員も任される

我が家では自慢の娘でした。

長女が不登校気味で大変だった姿をみていたので

次女は我慢していたことも多かったのでしょう

長女が高三で次女が高一の時

高校は別だったのですが二人とも工業高校でした。

工業高校はレポート提出があります。

私は全く気がつかなかったのですが

入学して間もなく次女が学校辞めたいと

言いました。 でも制服がもったいないから行くと泣くのです。

長女に聞いてみると、

朝帰りした長女が部屋で泣いてる長女にどうしたのか

尋ねると

次女 「レポートが書けない」

長女 「そんなの友達に写させてもらえば良いんだよ」

入学したばかりで地元から一緒に行った友達もいなく

真面目な次女は真剣に悩んでいたようです。

母は長女を卒業させることしか考えていなく

爆睡していて次女が明け方まで悩んでいることも

全く知りませんでした。

担任の先生に連絡して様子を見てもらうことに

なりました。


担任「○○さんは僕に似て完璧主義なんですね。

もう少し力を抜いていいよと話をしましたので

大丈夫だと思います。」

それからは

同じクラスに彼氏ができて

学校生活もエンジョイしていたのですが

ある時 彼氏と別れたのでもらったプレゼント

返した。と言うではありませんか

当時流行っていたipodもらっておけばいいのに

と母はひそかに思ってました。

その時理由は聞かなかったのですが

3ヶ月くらいたって

次女「お母さん ○○ちゃん 好い人できたんだー」

母 「そうなんだ 誰?」

次女「○○ちゃん♥️」

それは次女のクラスメートの女友達の名前でした。

母 「そーなんだ......」

私も高校生の時、女子クラスで女子とよくつるんでいたし

そういうお歳頃よねー

と軽く受け止めていました。


ある時授業参観に行ったとき

向こうから仲良く腕を組んで歩いてくる次女と彼女に

遭遇しました。

まだ この時もどこまで本気なのかわかりませんでした。

元カレのお母さんと卒業する時お話することがあって

「本当だったのですね」といわれました。

別れる理由が彼女ができたからで

その彼女が元カレ君と同じ中学から来ていて

3年間クラスが一緒でさぞ辛かったでしょう。

一時学校を辞めるといっていたそうですが

無事卒業できて良かったです。


高校卒業して 印刷会社に就職して

早く家を出たかったのか

自分で住むところを捜し

マックでバイトしたお金や

コスプレイベントのバイト代で

引っ越し費用も自分で出し

保証人の判子だけ主人にもらった次女です。

家にいて一番役に立つ次女がいなくなって

ずっとこんな家は出ていくと言っていた長女は

出ていかず

主人の落胆した姿は忘れません。


今は彼女と同居しています。

彼女の親御さんも理解していると

思います。

私はオープンな方で次女の話をすると

うちもなのよ。だけど人には言えなくてと数人の友達から言われたことがありました。

主人にもカミングアウトされた日に伝えてありますが

特別驚く様子もなく、私の妹たちも見守ってくれているので助かります。

おばあちゃんたち (私の母や姑)には理解してもらえないので黙ってます。


長女も自分が妹の面倒をみるんだよねーと呟いてみたり

次女は甥っ子(孫)にやたらプレゼントしたり可愛がってるので かすかに老後の期待をしているのかしらと思います。

子供の人生は子供のもの

親は子供の幸せを願います。

男だから、女だから、と差別のない平和な世界に

なりますように



最後までお読みいただきありがとうございます。







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