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妊活~1度目の妊娠~

本日は、私たちの妊活について書いていこうと思います。

私はイギリス人のパートナーとニュージーランドに住んでいます。
もともと子宮内膜症と言う症状があるため、その治療のために避妊用ピルを何年も服用していました。(たぶん20歳位から)
子宮内膜症は生理痛がとてもヒドイため、その症状の緩和のためにも妊活をしていない期間はピルを服用するよう言われていました。

2021年はじめ頃に、子作りについて彼と話し合い、まずは自然な方法でトライしてみようと言うことになり、ピルの服用をストップしました。
そのときにドクターに言われたのは、ピルの服用をやめてから妊娠する身体に戻るまでに人によっては半年位かかるとのことでした。
(ただピルを止めて翌月に妊娠したなんて話も聞くので一概には言えないと思いますが)

その年の9月、生理が終わってから1週間後位にまた出血がありました。
今まで不正出血のようなものは経験したことがなかったので、数日続いた後に病院に行ったところ、排卵中に出血するケースもあるからいま排卵期なのか調べてみようとのことで血液検査をし、妊娠していることが分かりました。
そのお知らせを電話でドクターから聞き、妊活をしていることを知っているドクターはとても嬉しそうに「You are pregnant! 」と言ってくれましたが、私の中では「なぜ妊娠して出血しているの?何か異常が起きているのかな」と言う不満であまり喜べませんでした。
着床出血と言うのもあるようですが、私の場合はすでに2週間程出血も続いていたし、少し血が出ている位の出血ではなかったので、着床出血ではないと感じていました。
その後再度病院に行きましたが、ドクターは割と楽観的で「まだ正常な妊娠の可能性もあるけど、検査してみましょう」と言うことで、血液検査をしました。
正常な妊娠ならホルモンの数値が48時間毎に倍になっているので、それを見るために今から48時間後にまた採血に来てくださいねとのことでした。

48時間後の採血の後、ナースから電話があり(このときは妊娠初期にも関わらずかなりヒドイつわりで常に立ち眩みがしていました)「数値は残念ながら倍にはならなかったから再度病院に来てください」とのこと。
週明けにドクターと話したところ、考えられるのは子宮外妊娠で、もしそうならすぐにでも対処する必要があるのでこのままスキャンを取りに行って来てとのことでした。
正常な妊娠ではないと言うことは最初から予想していたものの、ドクターからお話があったときは涙が止まりませんでした。
彼にスキャンのアポを取ってもらい違う病院にてスキャンをしたところ、子宮外妊娠が確定し、右の卵管で着床してしまっているから今すぐに緊急病院に行くように、どこにも寄り道しないで今すぐ急いで行ってください。とのことで急いで病院に向かいました。

そこで色々と説明をされ色々なドクターやナースと話し、その日のうちに緊急手術で右の卵管を摘出することとなりました。
卵管での着床はとても危険で、このまま受精卵が大きくなれば卵管が爆発してとても危険な状態になるそうです。
そのため普段はとてもスローなニュージーランド人ですが、とても優先度高くスピーディーに対応してくれ、すぐに手術することとなりました。
悲しい気持ちに浸る間もない程、病院に付いてからは色々なドクターやナースの話しを聞き、書類へのサイン等でとても忙しくバタバタと手術までの時間を過ごしました。
手術自体いままでで初めてだったので、色々な不安がありましたが、ニュージーランド人は病院でもとにかく明るく接してくれ、必要以上に暗い気持ちにならないように過ごせました。
日本の病院てもっと深刻な雰囲気でとても静かですが、こちらはとても明るいです。日本とは気の遣い方が違うようで、患者さんの気持ちを明るくするように振舞ってくれているようです。
手術室も恐らくそのときの外科医の趣味で音楽がかけられていて、信じられない位ノリノリな手術室でした。

無事に手術は終わりその日は入院し、翌朝退院しました。

術後は正直とても痛かったです。
卵管があった場所がとても痛く、体勢を変えるたびに激痛で、家でじっとしていました。幸い翌週は家から働かせてもらえることになったのでその間で回復をし、職場には戻りました。

精神的には…元気を取り戻すのにやはり時間がかかりました。
事情を知らない職場の人からは休み中心配して連絡がたくさん来て、有難い反面まだ話したくないのに少し仲が良いばかりに話さないと変な空気になりそうで気を遣ったり。
妊娠中の同僚の話を聞くのが辛かったり。
いきなり涙腺のスイッチが入り涙が止まらなくなったりしました。
同じ経験をしている人にしか気持ちは分からないだろうし、彼以外の人とは話したくないと言う気持ちが強かったです。
身体のリカバリーにも時間がかかりましたが、メンタル面ではもっと時間がかかりました。
同じ時期に妊娠していた友達の子供を見ると、私もあのとき妊娠が上手くいっていたら同じ年の子供がいるんだなと思うと自分だけ時が止まっているような気持ちに今でもなります。


この後の妊活の話しは、長くなりましたので次回の記事に書いていこうと思います。
ここまでご精読いただきありがとうございました。

それではまた☆

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