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二度目の妊娠について


術後は次の生理が来るのを待ってからまた妊活を始めるようにドクターにアドバイスされました。

9月の後半に手術をして右の卵管を摘出し、その後1月の始めに再度妊娠しました。
このときは前回のように出血が無く、単純に生理が遅れていたので検査したところ発覚しました。
今回は、子宮外妊娠ではなく通常の妊娠であることを早く検査したかったのですが、そのときのドクターは楽観的で、「なんの症状も無いのだから大丈夫だろう、今の時点で検査は必要ない。」とのことで、納得いきませんでしたが仕方なくそのまま帰りました。

ニュージーランドでは、妊娠したらMid wifeを見付け、その方と今後は相談していくことになりますので、まずMid wifeに連絡を取りました。
ちなみにMid wifeの見付け方は、ドクターから案内されたWebsiteを見て顔写真やプロファイルから気になる人に連絡をして、相手が受け入れてくれたら契約成立と言うことになります。
私は今までのMid wifeの経歴と、家から近い人を選び連絡しました。
すぐに電話をくれ、会う日にちを決めました。
電話をきる直前に「一応教えておくけど、実は9月に子宮外妊娠をしたので右の卵管を摘出しています」と軽く伝えたら「前回病院行ったときにもちろんスキャンして、今回は正常妊娠だってconfirmしているよね!?」と聞かれたので、検査したいと言い張ったのにしてもらえなかったと言ったら「有り得ない!なんてPoorなServiceなんだ!」と怒り出し、病院にクレームの連絡を入れ、すぐにスキャンの手配をしてくれました。
まだ会ったことのないMid wifeでしたが、この対応がとても好感で、この人なら安心してこれから付き合っていけそうだなと思いました。

スキャンをしたところ、正常妊娠が確認できたので、ようやく安心することができました。

が、安心も束の間、2月の始め(妊娠発覚から1カ月後)に残念ながら流産してしまいました。
予兆としては、不正出血がありました。
スキャンしたところ異常は無かったのですが、その後何日か後に尋常な出血がありましたので、そのまま緊急病院に行きました。ただこのときは病院のスキャンの機械があまり良くないとのことで何も分からず、また翌日に違う病院に行きスキャンをしたところ、流産していることが確認されました。

前回ダメだったときと全く違う理由で今回もダメになってしまい、何がいけなかったのか?と受け入れることは難しかったです。
でもMid wifeに言われたのは、前回の子宮外妊娠と今回の流産は全く別の出来事で関係は無く、Early stageの流産は理由が無く起こることがほとんどだから、防ぎようのなかったことだと説明されました。

その後再度病院に行き、手術の予約をして帰りました。

術後は1週間位で出血が止まるとのことでしたが、止まらないので病院に行ったところ炎症を起こしている可能性が高いとのことで抗生物質を処方されました。
それでも出血が止まらず、スキャンをしたところTissueが子宮に残っているとのことで、再度手術することになりました。

2度目の手術では問題なく終わりましたが、その後半年位生理が来なかったので、その間も病院に行ったりしましたが病院側でできることはなく、自然に待つしかないとのことでした。

早くMove onしたい気持ちとは反対に、身体がなかなかMove on出来ずに辛い時間を過ごすこととなりました。
この長期間の暗い気持ちと言うか、不運の重なりは友達に話したいことではなく、パートナーとしか話したくありませんでした。
ホルモンバランスがおかしく情緒不安定なときもありましたが、いつも傍で話を聞いてくれなだめてくれる彼には本当に感謝で、特に家族も日本に居て、本当に彼しか頼れる人が居ない中、いつもちょうど良い温度で傍に居てくれて本当に助かりました。
2度の流産はとても辛い経験でしたが、そのようなときに二人の関係が離れていくのではなく、絆がとても強くなれたのは唯一プラスな出来事であったと思います。

また次回に続きます。
ご精読いただきありがとうございました。

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