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できたてごはんを君に。行成薫 読書感想

読むとお腹が空く

フードデリバリーサービスのアルバイトに励んでいる実里

実里がデリバリーする先々のお店のそれぞれの物語を挟んでいく方式

カツ丼、ロコモコ、カレーにラーメン、パン屋

」どのお店にも物語があり、そして美味しそう

実里自身は食に興味がなく、友人からそこを指摘されているけれど、ある出来事を切っ掛けに食に対する気持ちが変わっていく。

実里はただ「もの」を運んでいるだけだと思っていたけど、それだけじゃなかった。フードデリバリーは、あの四角くて目立つバッグに人の想いを詰めて、それを届ける仕事でもあったのだ。

できたてごはんを君に。

これを食べたいと思って注文する人は、美味しいごはんを待っている。


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