吉本の会見を見て思った事

 宮迫・亮、ワイドナショーの生中継、それから吉本の会見をそれぞれ見ました。まぁ、断片的にですけど。
 それを見た結果、なんとなく感じがわかったと言うか、ボタンの掛け違えみたいな事が重なった結果こうなってしまったんだろうなぁ。と思ったので、個人的な感想文として書いてみようと思います。

怖い人だと思ってました。

 社長が「全員クビにする力がある」「テープ回してないやろな?」とパワハラを行ったのではないか?と言う憶測が飛び交っていたが、会見で「冗談のつもりだった」と言った。

 俺はこの気持ちはわかる。
俺は今の職場では勤続年数だけで言うと20年近い。ほとんどが後輩だ。かわいい後輩、むかつく後輩、つかみどころのない後輩、色々いる。で、最初はほぼビビられる
 後輩ができ始めた頃は本性(アホ)がばれるのが怖くて、指導するときもあまり口数が多くなかったし、顔も怖い(らしい)。威厳のある先輩を演じているのだが、我慢できなくなり色々話すようになると「スモウニシさんってめっちゃ怖い人だと思ってました」とほぼ100%言われる。

怖い人なりに理由がある

 俺はあまり話さない、怖い先輩を演じていた(よく言えば威厳がある先輩)。理由は簡単、俺は人に感情移入しやすいのだ。あと、アホがばれて舐められるのを恐れていたのもある。俺が先輩になり始めた頃は結構離職率が多かったのと、年に2回派遣社員が入ってくる(期限としてはひと月)。色々話して仲良くなった時に別れるのがつらいのだ。

 だが、無理をして演じているので我慢できなくなり、くだらない事を話しかけてしまう。ある日言われた「スモウニシさんって初めは怖くてビビってたんです」そりゃそうだ。わざとだもん。

 これって悪手で、後輩が怖がるって事は仕事に無駄なプレッシャーを与えるし、全く良い事がない。「わからん事があったらすぐに聞くように」って言っても聞きに来なかったりもする。説明してても緊張してるのがわかる。
これじゃいかんと思って怖い先輩をやめたら、仕事が超円滑に進むし、冗談言って楽しく仕事を出来るしで、いい事しかなかった。

 別れる時が寂しすぎるのを除けば…。

岡本社長の悪手

 吉本の社長の会見を見て思ったのは「昔の俺みたいだ」だった。
「テープ回ってないやろな?」「俺にはクビにできる力がある」とパワハラ発言について冗談のつもりだったと言った。俺はこれは嘘ではないと思う。
 なぜなら俺も「ふざけてんのか」「どつきまわすぞ」「ええかげんせんところすぞ」ぐらいの事は言うからだ。

 もちろん、100%冗談とわかる場面でしかつかわない。
が、タレント社員を含めて7000人を束ねる社長と不祥事を起こしたタレント2人の部屋だとさすがに冗談には聞こえなかっただろう。その時の社長の表情、ニュアンスはわからないが、1、2で向かい合わせに座って沈黙。話ずらいと思い社長がアイスブレイクのつもりで「テープ回ってないやろな?」いくら何でも和むわけねぇ。完璧脅しだ。岡本社長はもっと気をつかうべきだった。

目測の誤り

 聞くところによると岡本社長はマネージャー上がりらしい。おそらく、芸人事情もわかるだろう。あたりまえだから俺も後輩だったから、後輩の気持ちは全部とはいかなくてもわかる。20代の時こんなだった、30代の時はこんなだったと言う具合だ。

 だが、後輩側は先輩や上司、社長が何を考えてるかなんぞさっぱりわからんだろう。俺は自分の社長の事は何を考えてるのかさっぱり理解できん。ましてや、宮迫・亮は不祥事を起こした芸人だ。ビビりまくって当然だ。俺も仕事でやらかして役員全員対俺と言う図式になったからわかる。まぁ、反社会勢力と付き合いはないが。

 マネージャー上がりの社長だったら、芸人を気安く思っていたかもしれないが、不祥事芸人側からしたら社長なんて恐怖でしかないだろう。芸人のためを思って動こうと思っていたとしても、お互い距離感の目測を誤っていて、話が平行線のように思えたかもしれない。

なかなか庇えるもんじゃない

 宮迫・亮は自分たちの首を差し出すかわりに他の芸人を庇おうとしたのだろう。なかなか出来るもんじゃない。俺だって指導した後輩の失敗をフォローはできても庇った事なんて数回しかないと思う。
 後輩思いでいいじゃないか。まぁ、宮迫はイエロー2枚目だけど。
でも、2人の首で他を見逃すのはちょっと違うと思うな。それぞれ相応の罰はないと。社長、会長の減俸50%はまぁ、お好きにどうぞって感じだけど。

しかし社長はだらしないな

 しかし今の吉本の社長の岡本って人だらしなかったな。カンペ読みながらの会見だったし、質疑応答もなんのこっちゃようわからんかった。もっと、しっかりした会見を期待してただけに肩透かしを食らった気分だった。
 笑ってはいけない~に出てた藤原(藤本?)副社長の方が立派だった。
最も、彼が社長だったとして針のむしろの記者会見を行った場合、あんな堂々と話せるかはわからないけど。

 今日の記者会見もワイドナショーを受けての慌ててやった感が見え見えだったし、もっと踏み込んだ会見になると思っただけに残念だった。

宮迫・亮がどうでるかは興味ある

 なんとなく宮迫・亮の2人の涙が無駄だったように感じてしまうが、彼らの会見が無ければ社長の会見もなかった訳だし無駄ではなかったか。
今後彼らがどうするか、本当に吉本を抜けるか引退してしまうのかはちょっと興味がある。特に宮迫はね。亮は言うほどテレビで見ないし、釣りビジョンで出てる亮は結構好きだったりするから、釣りビでがんばれば応援はするけど。

芸人を社長、役員にしてみては?

 これは俺の勝手な意見だが、芸人を役員もしくは社長にしてしまうのが良いんじゃないかな~と思ったりはする。さんまもダウンタウンも、もうそろそろ良いでしょうよ。一線で活躍するより、ちょっと引いた所でやった方が、会社的には締まるんじゃないかとは思ってる。

ぼくの考えた最強の宮迫への罰

 言うて俺も結構なおじさんなので、雨上がり決死隊にはそれ相応の思い入れはある。天然素材のVHS買うぐらいには好きだったし。雨上がり決死隊のコントは今でも見たい。
 なので、雨上がり決死隊は連帯責任として、1年ぐらい舞台芸人としてやりなおしてもらってはどうだろうか。俺は今の雨上がり決死隊がどんなコントをやるがすごく興味がある。エクスでやってるレイザーラモンのイベントを一緒にやればいいんじゃないかな?
 いやだ、超見たい。

最後に

 ここ数日の会見を見て思った事を書き並べてみました。
これで吉本の膿が完全に出るとは思えませんが(大師匠がヤクザとつきあいあるとかって噂もあるし)、芸人にとって良い会社になり、また笑いを届けてくれる事を願っております。

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雨上がり新作コントやってやってくれへんかな~。

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