【感想考察】コードギアス 復活のルルーシュ

約11年前。
ハマりにハマった「コードギアス 反逆のルルーシュ」という作品。
私が、この作品を知って、観始めたのはR2が始まってからだったので、約11年末。
当時、R2の最終回を観て、大泣きして、ゼロ・レクイエムのシーンだけ、巻き戻して観てたなぁ。笑

それから、ルルーシュを演じていた福山潤さんにドハマリして10年。
劇場版3部作が発表されて、続編が公開されるとなって。
楽しみに、楽しみに、楽しみに、楽しみに、していて公開された、復活のルルーシュ。

色々と思うところが有りすぎて、考えまとめようと思って書いてます。
2019/02/17時点、3回鑑賞済。
ネタバレ、ネガポジあります。駄文すみません!って感じだけど。とりあえず思いの丈を…。

①作品として
紛れもなく「コードギアス」であり「ルルーシュの話」であり、素晴らしい作品です。私が10年前愛した作品です。
キャラクターも、声優さんも、すべて素晴らしかったです。ファンを楽しませようという演出や、同窓会的要素もニヤニヤしながら楽しみました。
キャラクターの作画もすばらしくて、とくにルルーシュはすべてにおいて「かっこよく」描かれていました。
引きの画でアレ?と思うところはどうしても合ったのですが…。それも愛嬌なのかなぁ。

音楽も当時のBGM使われていたり、当時の匂いを感じさせる耳馴染みの良い曲ばかりでワクワクしたなぁ。最後のシャムナとの戦いのシーンは特にラスボスとの戦い!ハラハラ!を演出させられてよかった。

②ルルーシュに関する考察
「ルルーシュであってルルーシュでないもの」これは理解できる。
けれど、最後のシーンで「L.L.ってのはどうだ?」がC.C.へのプロポーズである。というのは全く理解ができなかった。
最初に観たとき、意味がわからないままエンドロールになって、最後のシーンになってしまった。

「”撃っていいのは撃たれる覚悟があるやつだけだ”だから、俺はこの世界に手を出すべきではない」というセリフがあった。
それはつまり、「この世界を変える強い意志がない。だからこの世界に干渉するべきではない」と言っているのかな。と。
その後のシーンで、自分が不安定な存在であることをスザクにも言っている。だから、きっとスザクやナナリーとともに生きて暮らしていくことはできないということなのだろうとは思う。
でも復活してしまった以上、生きていかなくてはいけない。それならば、C.C.=共犯者と一緒に。ということなのかな。
最初は、C.Cを殺してくれる相手を探すために、ギアスを与える側になったのかなと思ったけど、ルルーシュほどのクレバーで狡猾な人がそんな回りくどいことするだろうか。とも思ったり。

③スザクに関する考察
本当に可愛そうで報われなくて、幸せにしてあげて公式!って思う。
テレビシリーズやってたときは「ウザくうぜぇ」って思ってたけどw
「枢木スザク」として生きていくことはできなくて、周りのサポートがあるにせよ、孤独で、一人でルルーシュの思いも世界も背負ってる。
本当にかわいそう!!!!!
ルルーシュが生きているのがわかったとき、タコ殴りにしていたのは本心だと思う。だって、ふたりは相当の覚悟をもって「ゼロ・レクイエム」を遂行したんだもの。
悪逆皇帝。ユフィの敵。自分がたしかに殺した相手が実は生きていた。
なんて、怒るのも当然だよ。
でも、ふと立ち返って、一緒にまた戦ってみたら、こんなに頼もしい相手はいない。やっぱり、ルルーシュと一緒がいいって思ったんだろうな。

「生きろ」というギアスをかけられている彼は、簡単には死ねなくて。
一人孤独に今も戦っているんだろうか…。

④C.C.に関する考察C.C.が本当にわからない。
きっと、本当に最初は「ルルーシュに殺してもらうため」にルルーシュを復活させようとしていたんだと思う。思うというか、そのはず。
でもいつから、どうして、なぜ最後のシーンの笑顔になる心情になっているのか理解ができない。
ナナリーやスザクが拘束されなかったとしても、一人で(ふたりで?)乗り込んでルルーシュを復活させたであろうC.C.。
それが、たまたま二人が拘束されて、カレンや咲世子さんに出会って…。ルルーシュが復活したら、殺してもらうつもりだったけれど、やっぱりみんなにルルーシュが必要だと思った?
だから、ひとりで最後出ていったの?
孤独に一人で死ぬために何百年も生きていたところに、共犯者ができた。
一人じゃなくなった。
だから、最後のあの笑顔なの?

⑤光和3年以降。キセキの明日以降のお話。
仕切りに「後年評価される」と、冒頭やパンフでも言われている。
ということは、この後また争いの時代がやってくる。
「生きろ」のギアスをかけられたゼロ、もといスザクはこの後一人で生きながら戦乱の世を不器用ながらに収めていくんだろうか…。
そんなの辛いしかわいそうすぎませんか。
死んでしまったわけではないから、またスザクやナナリーがピンチになったら、L.L(あえてそう呼びます)が助けに来てくれるのかな?
今生の別れではないはずだから、連絡は取り合うのかな?
それなら救いがあるけれど、スザクとナナリーがかわいそうすぎませんか。

パンフレットや、谷口監督のインタビューを読むと、ビジネスの匂いがしまくってるのできっと、この後「ルルーシュ」でないシリーズを作っていくのでしょう。そのための復活なのでしょう。
それは大人として、理解できます。
でも、理解と受入は違うんです。

この素晴らしいルルーシュの物語が、ビジネスのために利用されたのだったら悲しすぎるのです。

⑦その他
・ナレーション堀内賢雄さんとか無駄に豪華w
・中盤のスザルルは腐女子でない私も萌える
・信長くんあっけなく死んだw
・村瀬くんの適役は本当によ
・アーニャが「ジェリー」って呼ぶの萌える
・カレン、最後のバトル
「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。」
ってエヴァオマージュ?って思ってしまうエヴァヲタ。
・エンドロール絵のシャーリー泣ける
・エンドロール絵の咲世子さんどうしたの???
・エンドロール後ラストシーンのルルーシュ作画
くっそかっこよすぎるのに一瞬しか映らないの解せぬ。早く円盤にしてください。。。


好きすぎるゆえに納得できない。

好きすぎるゆえに理解したい。

色々な気持ちが錯綜した作品だったな。

特典商法にやられてwまだなんとか観に行くのでまた更新したいな。

初稿:2019/02/17(3回目鑑賞後)

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