見出し画像

面接準備の前に:面接官について意識しよう【相手に合わせて調整する作戦】

パワハラに関するブログもしております。パワハラに悩んでいる人はこちらも参考にしてみてください。

下記の記事が大変好評を頂いております。ありがとうございます。励みになります。

今回は、面接官についてです。

面接対策・準備をする前に、まずは、面接官を知ることが大事です。
面接官は下記の方が出てくることが多いと思います。
・直属上司になる人(課長級、準管理職級)
・直属部長になる人(部署長級、部門長級)
・人事の採用担当
・人事部門長
・役員、社長
 
応募者側としては、一回で済ませてくれよと思いますが、
面接は、複数回行われることが多いです。 
各面接で、段階的に、順番に出てきます。



中途採用面接の場合

例えば、下記のような感じです。
採用担当者は司会進行で面接に立ち会うことが多いです。)
 
・一次面接:直属上司 + 人事の採用担当者
・二次面接:直属部長 + 人事の採用担当者
・最終面接:人事部門長 + 役員 + 人事の採用担当者
 
上記はあくまで一例です。
二次までしかない場合は、直属部門長の他に人事部門長や役員も出てくることがあるかもしれません。
 
そんなことは知ってるわ!という人も多いでしょう。
しかし、見落としがちなのは、各段階で評価基準(好み)の軸が異なるという点です。
 
面接官が違うので、当然といえば、当然ですが。
 
どんな立場の人が面接官で出てくるのか。
これが事前にわかっていると、事前対策のしやすさが異なってきます。
 
エージェントまたは採用担当者によく確認しましょう。
 
人事は他の選考者との公平を期すために、回答してもらえないことがあります。
エージェントは過去の中途採用情報で、どの段階でどんな役職が出てくるか知っている場合も多いです。
やはり、面接対策を立てる面でもエージェントが利用できた方が優位です。
 
ただし、面接官が異なるからといって、各面接で矛盾した発言はアウトです。
前の面接情報は詳細に共有されて、次の面接が実施されます。
発言には一貫性を持たせないと不信感を買い、合格率が下がります。

序盤の面接では、スキル、職歴等の実務的な質疑が多くなる傾向。
終盤の面接では、仕事の進め方、部下のマネジメント、人柄、市場や業界の考え方等の人格面での質疑が多くなる傾向です。
 
要注意なのが、「直属部長になる人(部署長級、部門長級)」です。技術面でも人格面でも最も鋭い質問をしてくる人種です。
この階級が出てくる面接が一番の山場と心得て下さい。

面接官を事前に予測する方法(中途限定)

面接官を事前に予測する方法もあります。すべてのケースで使えるわけではありませんが、事前にどんな面接官が出てくるかを調査する方法があります。面接官を事前に予測することは必須ではありませんが、面接官でどのような人が出てくるかわかれば、面接対策のヒントにもなり得るために、有利に働くこともあります。
以下の方法を使えば、面接官を予測できるかもしれません。

転職エージェントに聞く

転職エージェントは、得意先の企業の採用担当者と定期的にコンタクトを取っており、採用面接の情報を持っていることが多々あります。名前までは聞けないかもしれませんが、最低限、所属や階級が聞ける可能性があります。部署長レベルであれば、ネットで調べれば企業の人事情報等で情報を得ることができます。採用HPに載っている人であれば、顔や業務なども事前情報として調べられます。面接官の業務内容が分かれば、どんな話をすれば盛り上がりそうか予測もしやすくなり、面接対策の精度が上がります。

特許検索とネット検索

中途採用だと業務内容が明らかになっています。特許出願をするような業務内容であれば、特許検索を活用する方法があります。
業務内容の技術キーワードと志望先企業名で絞ります。続いて、発明人に頻繁に出てくる名前でネットで検索します。
企業HPで部門長であったり、採用HPの人材紹介等でリーダーやマネージャークラスであったならば、面接で出てくる可能性があります。
このような特殊な方法で当たりをつけることもできます。

新卒採用面接の場合

これも例えばになりますが、上場企業はどこも大差ないと思われます。
一次面接:部署長レベル1~2人 +人事の採用担当
二次面接:事業部長、拠点責任者(工場長等)+人事の採用担当
最終面接:役員+人事部長+人事の採用担当

一次面接では、現場レベルの視点での質疑応答が多いです。
二次面接では、現場レベルの話もありつつ、少し、視点が変わって、社会動向や思考についての質問(XXのような困難にあったら、どう取り組む?とか、どんな事業に興味ある?)が増えてきます。
最終面接では、社会動向や思考についての質疑応答がさらに増えます。

新卒において、一番ベストな方法は、行きたい企業のリクルーター等に接点を持ち、どのような人が出てくるのか、どんな質問をされたかを聞き出すことです。

出てくる面接官によって、面接内容が変わってくる

 
・どの段階で、どの役職が出てくるのか。
・面接でメインとなるトピックは何か。
 
これをある程度想定しておくだけで、気持ち的には余裕が持てるはずです。
また、最終面接で社長や役員が出てきたのに、実務の細かい話ばかりして、変な空気になる…といったミスも減ると思います。
 
面接官がどんな立場の人間か。これを意識しましょう。
そのうえで、事前準備を進めれば、面接本番でのパフォーマンスは最大になります。

面接は面接官の心証を良くする。面接官の印象に残る、良い印象を与えることが最も大切です。そのためには、面接官でどのような人が出てくるのかを意識することは非常に重要です。自分の軸をずらすことまでは、しませんが、伝え方や話題の誘導を変えることは有効な作戦です。

有効な受け答えは何だろうか?ということも、相手を知って、想像すれば、具体的にイメージも湧きやすいものです。

面接対策は一次~最終まで一貫して同じ!と考えてしまう人もいますが、各段階で面接官に受けるツボは違ってくるものです。

面接官の立場は何なのか。この観点に立つことで、面接対策はよりレベルの高いものにできるだろうと思います。

この記事が参加している募集

転職体験記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?