バルセロナ滞在記#2 共に学びあう関係性
2日目からは
いよいよUEコルネジャに出向き、
チームへの帯同がスタートしました。
バルセロナにUEコルネジャあり。
ホームステイ先からメトロで30分程度に場所に位置するCamp Municipal de Cornellàをホームとするバルセロナ有数の育成に長けた街クラブ。
FCバルセロナへの選手の輩出で地域で最も多いそうです。
そんなクラブに贅沢にも3週間お世話になります!
Camp Municipal de Cornellàは
RCDエスパニョールのホームスタジアム「RCDEスタジアム」の
まさにすぐ隣に位置しています。
コーディネーターにクラブの施設や歴史を紹介してもらいました。
人工芝のフルピッチ、7人制専用ピッチ、GKトレーニング場、フットサルコートに加え、
スタンド、ロッカールーム、MTGルーム、トレーニングルーム、トレーナールーム、レストラン。充実した施設です。
建物内はこれまでの戦績やOB選手のユニフォームなど、クラブの歴史が感じられます。
自らのクラブを誇らしげに紹介してくれるコーディネーターは非常にオープンマインドです。
自分のクラブを誇れることほど、素敵なことはありません。
トレーニングに入り込む集中度
自分は3週間にわたり、U-14のカテゴリーに帯同させてもらいます。
スペインではInfantil(インファンティル)と呼ばれるみたいで
2009/1/1〜2009/12/31生まれの選手たちで編成されます。
日本の学年割とは異なりますが、今年に14歳になるメンバーです。
第一監督のセルジを紹介してもらい、
ロッカールームからチームに合流しました。
お互い伝わってるのか伝わっていないのか、探り探りのコミュニケーションでしたが、とりあえず最低限、名前は覚えてもらいトレーニングへ。
第一印象は
選手たちのトレーニングへの入り込みが素晴らしかったです。
前のめりでトレーニングに取り組む姿勢。当たり前の基準の高さ。
トレーニングを進めるセルジと選手たちのテンションや熱量が合致しているという雰囲気です。
この日は急遽ほかのカテゴリーの公式戦が入ってしまったため、
フットサルコートでのトレーニングとなりました。
メニューとしては
W-up → サーキット(アジリティ、体幹、スプリント、ドリブル&シュートなど) → 前進のトレーニング → GAME
という流れ。
狭いスペースのなかで選手のプレー時間を確保しながら
スムーズに進められていました。
日本でも狭いスペースで短い時間しか使えないという状況でトレーニングするということはあるかと思いますが、
自分はその中でも選手のプレー時間を十分に確保するということは重要だと考えております。
共に学びあう関係性
海外特有なのかもしれませんが、
選手とコーチ間での上下関係を感じません。
もちろんリスペクトがある関係性なのですが、
生徒と教師ではなく選手とコーチです。
兄貴と弟みたいな関係性に近いのかもしれません。
象徴的でよくみられるシーンは、
コーチが選手に寄り添う場面です。
ハグやハイタッチ、背中をポンと触れたりと身体的にも心理的にも近いと感じます。
表情からもお互いの信頼を感じられます。
それは選手間でも同様で、
日本でよくある一体感とはまた違うチームの絆を感じました。
第一監督のセルジは漏れなく自分にもオープンマインドに接してくれて、
トレーニング中に意図の説明をくれて、
トレーニング後も質問に対して誠実に答えてくれました。
スペイン語の理解が乏しすぎて申し訳なかったです。。。
自分はトレーニング後に大きく2つの質問をしました。
・前進のトレーニングの中間で集合しアドバイスをしたことの内容。
(自分はセルジの話をピッチで理解できなかった。)
・週末のリーグ戦の対戦相手がどんな特徴があるのか。
前者の回答としては、
自分はFWの動き出しに対しての修正かと予想していたが実際にはFWを含めて数的優位を作るという主旨のアドバイスであった。
それに紐づくように
後者の回答としては、
相手は4-4-2のリトリート。それに対してこちらはいかに数的優位を作りながら、ブロックを崩しにかかれるか、とのことでした。
次の帯同は
金曜日のトレーニング。そして土曜日にリーグ戦となります。
恐縮ながらも、セルジの考えをたくさん感じ取り、実際に聞いていきたいと思います。
言葉も異なる初対面同士でしたが、
サッカーで繋がる関係。
感謝です。
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